2022年9月フランス旅行記(12)

6日目(2)

シャンゼリゼ通りの散策とモノプリでの買い物の後はフランクリン・ルーズベルト駅でメトロに乗ってオペラ座に移動した。10分足らずでオペラ座近くのショセ・サンタン・ラファイエット駅に着いた。地上に出るとオペラ座の裏手だった。オペラ座の外周に沿って歩き、見学者用の入口から中に入った。セキュリティーチェックの列ができていたが5分かからずに入場することができた。

 オペラ座(前日撮影)


 見学者入口
 セキュリティーチェックの行列ができていた


建物内部の装飾はヴェルサイユ宮殿に引けを取らない豪華さだった。客席上の天井に描かれたシャガールの天井画も見事だった。見学を勧めてくれたfacebook仲間に感謝した。

 ピュティアの泉
 オペラ座の守り神だ


 大階段


 周囲の装飾も素晴らしい


 天井にはオペラ座のシンボルであるアポロンの絵が描かれている


 客席


 客席の天井画
 シャガールの傑作だ


 大広間
 豪華絢爛さはヴェルサイユの鏡の回廊に引けを取らない


 天井画も素晴らしかった


 記念に1枚


 図書館
 オペラにまつわる楽譜や資料などが収められている


 オペラ「カルメン」を初演したガッリ=マリエの肖像画
 とても迫力のある絵だった


時刻は13時過ぎだった。お腹が少し空いてきた。夕食をしっかり食べるつもりだったので昼食は軽めに済ませたいと思っていた。通りがかったカフェのメニューを見ると妻が食べたがっていたタルトタタンがあったのでその店に入ることにした。僕はクレムブリュレを注文した。バニラの風味が際立つおいしいクレムブリュレだった。味見させてもらったタルトタタンはリンゴの味が濃くてとてもおいしかった。

 休憩したカフェ
 昼食代わりにデザートを食べた


 クレムブリュレとコーヒー
 ちょうどいい甘さでおいしいクレムブリュレだった


 妻が注文したタルトタタン
 これもおいしかった


昼食後はパリの老舗デパート、ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマンに入店した。本館の丸天井がとても美しかった。屋上からの眺めが素晴らしいと聞いていたがあいにくの雨で堪能する事はできなかった。

 ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン
 パリの老舗デパートだ


 本館の中央部は吹き抜けになっている


 丸屋根がとても綺麗だった


 屋上からの眺めは雨で楽しめなかった


メゾン&グルメ館に移動して地下で菓子や缶詰などの土産を購入した。菓子はスーパーで購入したほうが安価だが雨の中を移動するのが面倒だったのでここでまとめて買うことにした。

 メゾン&グルメ館


 地下の食品売り場
 どれも買って帰りたくなるものばかりだった


 土産に買った菓子


その後1階のワインコーナーでハーフボトルのシャンパンを購入した。シャンパンはオプショナルツアーでシャンパーニュ―地方を訪れた際にワイナリーで購入することを楽しみにしていたのだが、それは残念ながら叶わなかった。それでもいろいろなワイナリーのシャンパンが買えて嬉しかった。

 1階のワインコーナー


 ハーフボトルのシャンパンを5本も買ってしまった
 日本で買うより安かった


最後に地上階の洋菓子コーナーで一目惚れしたパリブレストを買ってホテルに戻った。フィリップ・コンティチーニという店のパリブレストだった。知らない店名だったのでホテルに戻ってから調べるとフィガロ紙の調査でフランスで一番おいしいパリブレストに選ばれた銘品だった。パリパリに焼き上がったシュー皮で濃厚なプラリネクリームと香ばしいナッツを挟んだ最高においしいパリブレストだった。

 地上階のケーキ売り場


 フィリッピ・コンティチーニのパリブレスト
 一目惚れして衝動買いしてしまった
 素晴らしくおいしかった


夕食はサンジェルマン・デ・ブレ地区にあるル・プロコープを予約していた。1686年創業のパリで最も古いカフェだ。19時の予約だったので30分前にホテルを出た。
店はオデオン駅のすぐ近くにあった。受付で名前を告げると2階へ案内された。階段を上がっていくと正面に帽子が飾られていた。この店で食事をしたナポレオンが現金を持ち合わせていなかったので代金代わりに置いていったという由緒ある帽子だった。

 ル・プロコープ


 1686年創業のパリで最古のカフェだ


 ナポレオンの帽子
 ナポレオンが代金の代わりに置いていったものだ


この店はオーソドックスなフランス料理の品揃えが豊富だった。メニューには食べてみたい料理ばかり並んでいた。注文を決めるのにかなり悩んだが前菜にエスカルゴとアーティチョークのサラダを注文して妻とシェアし、メインは僕が鶏肉のパイ包みで妻が海老のグリル、デザートは僕がプロフィットロールで妻がいちごのミルフィーユをそれぞれ注文した。エスカルゴは肉厚で赤ワインによく合う味だった。サラダはアーティチョークの食感とルッコラのほろ苦さが堪らない逸品だった。鶏肉のパイ包みは鶏肉が柔らかくジューシーでモリーユ茸のソースとの相性が抜群だった。デザートのプロフィットロールはアイスクリームの入ったプチシュークリームに目の前でチョコレートソースをかけてサービスしてくれた。濃厚なチョコレートソースと甘くて冷たいアイスクリームが合わさってとてもおいしかった。大満足で店を出てホテルに戻った。妻もとても喜んでいた。

 店内の様子


 エスカルゴ
 肉厚でワインによく合う味付けだった


 アーティチョークのサラダ
 ルッコラのほろ苦さとチーズの風味が堪らなかった


 鶏肉のパイ包み
 モリーユ茸のソースがおいしかった


 妻が頼んだ海老のグリル
 野菜たっぷりのソースが気に入ったようだ


 プロフィットロール
 目の前でチョコレートソースをかけて仕上げてくれた


 妻が注文した苺のミルフィーユ
 大喜びで食べていた