1日目（1）
昨年9月に阪急交通社の団体ツアーに参加してフランスを旅行したのがとても良かったので、それ以来同社のツアーの広告を気にするようにしていた。そんな折、今年の2月中旬の同社の新聞広告に目が留まった。格安旅行を特集した広告でその中に3泊4日の台北周辺の旅行があった。代金は二人で10万円。燃料サーチャージ込みだった。最終日は早朝に現地を発つ旅程だったので実質3日間の現地滞在となるが、それでも十分値打ちのあるツアーだと思った。妻に相談するととても乗り気だった。すぐにネットで申し込んだ。
ツアーの旅程は、1日目は昼の便で台北郊外の桃園（トウエン）空港に飛び、現地到着後台北観光と夕食を済ませてホテルにチェックイン。2日目は朝から台北郊外の十分と九九份を観光して夕方ホテルに戻り以後フリータイム。3日目は終日フリータイムで4日目早朝に現地を発つというものだ。3日目のフリータイムには前回2017年に台北を旅行した際に慌ただしく見学して心残りだった故宮博物院をじっくり見学することにした。
出発は6月12日。成田空港の集合時刻が10時過ぎだったのでその1時間くらい前に到着するよう6時前に家を出た。品川から成田エクスプレスを利用して9時に成田空港第1ターミナルに着いた。
成田エクスプレスの車内の様子他の乗客はまばらだった
出発フロアは閑散としていた。フロアの隅にあった喫茶店でコーヒーを買って持参したベーグルサンドを朝食に食べた。10時前に旅行会社のカウンターが開いたのですぐに受付を済ませ、搭乗するスクート航空のチェックインカウンターに並んだ。スクート航空はシンガポール航空系列のLCCだ。チェックインには20人ほど並んでいたがすぐに順番が来た。
成田空港第一ターミナルの出発フロアここも閑散としていた
タリーズコーヒー出発フロアの隅にあった
コーヒー温かい飲み物で一息ついた
卵ベーグルサンド空港で手作りの朝食をとった
阪急交通社のカウンターパスポートを見せて必要書類を受け取った
スクート航空のチェックインカウンター黄色はスクート航空のシンボルカラーだ
チェックイン終了後は出国を済ませ搭乗ロビーの免税店や土産物店を見て回った。少し前までは閉まっていた店が多かったブランド店はほとんどが営業を再開していた。土産物店は外国人旅行客で混雑していた。今回利用するスクート航空は機内サービスがすべて有料なので搭乗ロビーのコンビニでおにぎりを買って昼食に充てることにした。
搭乗フロアの免税店以前は閉まっていた店が多かったがほとんどの店が再開していた
土産物店主に外国人客でとても賑わっていた
搭乗機
搭乗カウンター搭乗機は定刻の12時20分に離陸した。台北郊外の桃園空港までは3時間半のフライトだ。太平洋上に台風があったので西へ迂回して東シナ海上空を飛ぶルートで桃園空港に向かった。定刻より少し早い現地時刻の14時45分に桃園空港に着陸した。
機内の様子ほぼ満席だった
食事と飲み物のメニューLCCなので機内サービスはすべて有料だ
食事のメニュー値段は飲み物とセットで15シンガポールドルくらいだった
座席前にモニターは付いていないのでスマホでサイトにアクセスして情報をとる仕組みだ
昼食のおにぎり飲食物の持ち込みは禁止されているが羽田発の便では事実上黙認されている
飛行経路太平洋上に台風があったので大きく西に迂回して飛んだ
到着した桃園空港入国手続きを済ませて到着ロビーに出ると現地で世話になるガイドがツアー名の書かれたカードを持って待っていてくれた。全員揃ったのを確認してバス乗り場に移動した。今回のツアーは総勢20名だった。
ガイドさんの後に続いてバス乗り場まで移動するバスは大型の観光バスだった。座席の位置が高かったので眺めがとても良かった。全員が乗り込むとすぐに台北市内に向けて出発した。高速道路を通り1時間ほどで最初の立ち寄り先である中正記念堂に到着した。
移動に使用した大型バス見晴らしがとても良かった
高速道路を通って台北まで移動した
バスの前には日本語で書かれたツアー名が掲示されていた中正記念堂は中華民国の初代総統だった蒋介石を記念して建てられた施設だ。最上階には蒋介石の立派な座像が安置されていた。そして像の両脇には銃剣を持った衛兵が立っていた。17時から始まった衛兵の交代式を見学して中正記念堂を後にした。
中正記念堂の入口の門敷地の三方に入口がある
中正記念堂とても大きな建造物だった
1階のロビー天井がとても高かった
中正記念堂の模型敷地の広さがよく分かる
最上階のテラスから見た風景
内部には多くの観光客がいたお目当てはこれから始まる衛兵交代式だ
蒋介石の像中華民国の初代総統だ
天井木材は台湾産の檜が使われている
ちなみに壁は台湾産の大理石だ
衛兵の交代式が始まった瞬き一つしないで姿勢正しく行進していた
一糸乱れぬ動作は威厳と迫力があった
正面から見上げた中正記念堂
記念撮影
こちらの門から退出した
