現地での釣りツアーはインターネットで予約した。朝６時にホテルで待ち合わせた。現れたのは日本に住んでいたことのあるタイ人のガイド。彼のボルボに乗り込み、１時間２０分ほどのドライブで釣り場に着いた。池の周囲は開けた田園地帯だった。
現在では出荷に使用していない大型魚の入っている池で釣り始た。しかし、足元の草や灌木にラインが絡まり、キャスティングに苦労した。当日は同じツアー会社の日本人客２名も参加していた。彼らはトップウォータールアーで狙い、釣果をあげていた。
２時間ほど粘ったがやはり遠投しづらく、近場では魚の反応がなく手詰まりの状況になってしまった。すると、池のオーナーの好意で足元の整備された池を解放してもらえることになった。この池には数百匹の魚が入っているとのことだったが、最初はまったくフライに反応がなかった。
昼前になってようやく１匹キャッチできた。とりあえず魚の顔を拝むことができたので安心した。
昼食はガイドが近くの食堂で弁当を買ってきてくれた。卵焼きと豚肉がご飯に乗った簡単なものだが美味しかった。
昼食後も相変わらず渋かった。池の周囲を移動しながらキャストを繰り返して小型の魚を何とかもう１匹キャッチした。
１４時近くなり、気温は３５度を超えていた。１５時過ぎれば魚の活性が良くなってくるはずだとアドバイスされたので木陰で少し休憩した。
その言葉通り、１５時を過ぎてフライへの反応が良くなってきた。良型をキャッチして表情も緩んだ。
地元のガイドもフライを始めたところだというのでロッドを貸すと、見事良型をキャッチして大喜びだった。
その後も、コンスタントにあたりがあった。たまにはこんな小型の魚も釣れた。
ヒットした魚は一気に沖に走り、時にはジャンプして抵抗した。
日が傾いていくに従って魚の活性はさらに上がってきた。５キロ近い良型が次々とヒットした。
どの魚もフライをしっかりくわえていた。
２０匹くらい釣ったところでリールのドラグが役に立たなくなってしまった。急遽リールを替えて釣りを続けた。
この日のフィナーレは５キロオーバーの最大魚。３０匹以上の釣果で大満足の１日となった。
参考
この日のタックル
ロッド：９ｆｔ８＃５ｐｃ
ライン：インターミディエイト、フローティング
リーダー：３０ｌｂ４０ｃｍ＋２０ｌｂ１００ｃｍ＋４０ｌｂ３０ｃｍ
フライ：レフティーズデシーバー＃１／０ グリーン、イエローなど
