今年2月の釣行ですっかりタイの魅力にとり憑かれてしまった。今回は仕事仲間のＫ氏を誘って2泊4日の強行スケジュールで再びタイを訪れた。
初日はバラマンディを狙いに出かけた。朝6時30分にホテルを出発し約1時間で目的の養殖池に到着した。今回もガイドは前回と同じメットにお願いした。前日の雨の影響が懸念されたが水質に問題はなさそうだった。さっそくタックルを準備して釣り始めた。
今回釣りをした養殖池のどかな田園地帯にあった
Ｋ氏は最近でこそゴルフに夢中だが、以前は房総半島でバスや雷魚を追い回していたバリバリのルアーマン。ポッパーを巧みに操ってファーストキャストからバイトさせていた。しかし、借り物のロッドのアクションに慣れていないせいか、バラマンディーの引きの強さに戸惑ったせいか最初の何匹かはキャッチには至らなかった。
最初は少し戸惑い気味のＫ氏私は前回の反省と経験を活かし、最初はアピール度の高いフライを使って水面をパンチする誘いを繰り返し、魚の関心を集めておいてからフライを沈下させ、最初の大きなリトリーブでバイトさせる戦術を使った。これが見事に的中し、すぐに元気なバラマンディーをキャッチすることができた。
釣り始めてすぐにファーストヒットとにかく最初の一匹は嬉しい
Ｋ氏も念願の初バラマンディーをキャッチした。1匹キャッチしてからはコツがわかったようで、コンスタントにキャッチしていた。
Ｋ氏も一匹釣りあげ満面の笑み７，８匹釣ったところでアクシデントが発生した。ファイト中にロッドが継ぎ目から折れてしまった。
ロッドが継ぎ目でポッキリと折れてしまった苦肉の策で、６フィート半のスピニングタックルをフライロッド替わりに使うこととした。普通に振るとストロークが短くなってしまうので、肘を伸ばし肩を支点にしてキャストした。幸いフライが重くてリーダーが太く、また水面を叩きながらラインを伸ばしても問題がない対象魚だったので、なんとか釣りを成立させることができた。日が高くなっても魚の活性は相変わらず高く、次々と２キロオーバーのバラマンディがヒットした。ポッパーへの反応も良好だった。
スピニングロッドでフライフィッシングやろうと思えば何とかなるものだ
キャスティングは少し難しかったが魚はしっかりキャッチしたしばらくするとメットがフライロッドを直してきてくれた。折れた部分を詰めて上手にロッドをつないであった。しかし、この修復ロッドも長くは持たなかった。５，６匹釣ったところで別の継ぎ目で折れてしまった。再びスピニングタックルを使うこととなった。
キャスティングが多少面倒だが、これはこれで妙に面白かった。
次々と元気なバラマンディがヒットしたＫ氏がフライで釣ってみたいということでロッドを交換した。お互い慣れない釣り方に少してこずったが、なんとかキャッチすることができた。
Ｋ氏がフライでキャッチしたバラマンディ
慣れないルアーでも何とかキャッチその後もコンスタントに釣れ続けた。７０センチ近い良形も何匹か釣れた。
結局この日は午前中だけで３０匹近く釣ることができたので、昼過ぎに早上がりすることにした。二人とも大満足だった。
70センチはある良型十分な釣果に午前中だけで大満足
