１月上旬、タイのバンコクに今年最初の釣りに出かけた。
朝成田を出発して夕方バンコクのスワンナブーム空港に到着した。一か月前には反政府派の空港占拠で世間を騒がせた場所だが、その痕跡は見ることはできなかった。
それよりも現地の涼しさに驚いた。バンコクもこの時期は一年のうちで最も気温が低い時期だが、それにしても吹く風がひんやりしていた。
ホテルにチェックインしてすぐに、いつもツアーでお世話になっている現地のショップ、バラへ向かった。この夜はショップのスタッフとエビ釣りレストランに夕食を兼ねて遊びに行くことにしていたからだ。
ショップはＢＴＳトンロー駅の近くで、大通りからソイ（路地）を少し入ったところにあった。品ぞろえはそれほど多くなかったが日本のプロショップのような雰囲気だった。
いつもお世話になっている現地の釣具店「ＢＡＲＲＡ」エビ釣りレストランは街の中心部から数キロ離れたところにあった。週末の帰宅渋滞と重なったため、１時間以上かかってしまった。
レストランの入口には日本語で看板が出ていた。店の中央に４×１５メートルくらいの生簀があり、その周囲に食事用の席が配置されていた。
エビ釣りレストランの入り口このレストランのシステムは、釣り代は竿や餌を含めて無料で、釣りあげたエビの買い上げや料理代を支払う仕組みとなっていた。
さっそく釣りを始めた。延べ竿にウキと二本バリのシンプルな仕掛けだ。餌は豚の心臓を５ミリ角くらいに刻んだものを使った。
エビ釣りの仕掛けと餌仕掛けはいたってシンプルだった
針に餌を付けて生簀に入れるとすぐにアタリがあった。手長エビ釣りをした経験があったので、要領は分かっているつもりだったが、やはり勝手が違った。手長エビの場合アタリがあってからしばらく待ち、エビがえさを口に運び始めた段階で合わせれば釣れるのだが、ここではかなり待っても針がかりしなかった。待ちすぎると餌をとられるか、どこかに行ってしまうかどちらかだった。
１時間近くたって最初の一匹がやっと釣れた。想像していたよりずっと大型の手長エビだった。一緒に行ったバラのスタッフも悪戦苦闘していたがなんとか釣果を得て満面の笑みだった。
今年最初の釣果は手長エビだったアワセのタイミングに悪戦苦闘した
ガイドのメットはエビ釣り初挑戦いつも以上（！？）に真剣に釣りをしていた
メールでの打ち合わせなどでお世話になりっっぱなしのＭ氏やはり合わせのタイミングに手こずっていた
一匹釣れても、コツは全然掴めなかった。２時間ほど本気で釣りをしたが３匹しか釣れなかった。釣った獲物だけでは夕食に足りなかったので、恥ずかしながらエビを買い足して料理を作ってもらった。新鮮なエビで作るタイ料理は美味しかった。
釣りたてのエビで作った料理エビの炭火焼、エビのカレー、そして海老フライとチャーハン
焼きたてのエビが一番おいしかった
