３日目
３日目はＩＴレイクモンスターズで外来魚釣りを楽しんだ。
早朝５時にホテルをチェックアウトして出発した。この時期にしては珍しく、朝から雨が降っていて気が少し重たくなった。しかし、１時間半ほど走って釣り場に着くと、空に雲は少なく雨の心配はなくなっていた。
幸運なことに、今回の釣行では、どこの釣り場も魚の活性が高かった。この日も釣り始めるとすぐにフライをひったくるようなアタリがあり、あわせるとずっしり重たい魚の感触が伝わってきた。ドラグを目いっぱい締めてもラインが出ていくほどのトルクある引きを何とかしのぎ、５分弱のファイトで魚を手元まで寄せることができた。最初に釣れたのは良型のレッドテールキャットフィッシュだった。このサイズの魚だと、寄せるのに以前は１０分以上かかっていたが、今回は比較的短時間で寄せることができた。最近の海外釣行で大型魚とのやり取りの仕方が少しは上達したのかもしれないと思った。
大型魚とのファイトを楽しむ今までに比べて短時間で寄せられるようになった
レッドテールキャットフィシュトルクのあるファイトで楽しませてくれる魚だ
その後何匹か釣ると反応が乏しくなってきたので、餌やりを兼ねてティラピアを撒きながら釣りをすることにした。ティラピアを数匹撒くだけで魚の反応が高まり、アタリも多くなった。水面近くまで魚が捕食しに上がってくるようになったので、試しにポッパーを投げたところパクーやアリゲーターガーが反応してくれた。この釣り場でトップの釣りができて楽しかった。
ティラピア給餌を兼ねて撒きながら釣りをした
アリゲーターガー歯が鋭いのでフックを外すのが厄介だ
良型のアジアンキャットフィッシュこの魚はタイ原産だ
正面から見た姿何ともかわいらしい姿をしている
トップで釣れたパクーこの魚も引きが強い
少しずつ魚を撒きながら釣ることで活性の高い状態を維持することができ、昼までコンスタントに釣れ続けた。午前中だけで２０匹近い魚をキャッチすることができた。
昼前に釣れたレッドテールキャットフィッシュこの日は午前中だけで２０匹近く釣れた
釣った魚は優しく池に戻す
この日の昼食近くの食堂で買ってきた
海老とイカのガパオ炒めだ
池の風景これだけ見るとタイとはちょっと思えない
午後は２時前から餌釣りに切り替えた。スメットは活性が高いのならフライで釣り続ければと提案してくれたが、腕の筋肉の疲れが限界に近かった。
餌釣りでも魚の反応は相変わらず良かった。ただ、餌釣りは意外と合わせのタイミングが難しかった。早合わせをするとフッキングせず、かといって待ち過ぎると餌をとられてしまうこともあった。スメットとたわいないおしゃべりを楽しみながらアタリを待ち、魚との駆け引きを満喫した。
午後からはのんびり餌釣りを楽しんだ置き竿でアタリを待つスタイルだ
餌釣りはスピニングロッドなのでファイトが楽だ１６時まで釣りをして、餌釣りでも１０匹以上の魚をキャッチした。最後に釣れたのが、この日最大のレッドテールキャットフィッシュだった。スメットと二人で魚を持って写真を撮ってもらい、魚を池に戻して釣りを終えた。
この日最大のレッドテールキャットフィッシュ二人で持ってもずっしり重かった
釣りの後はスメットに空港まで送ってもらった。途中、渋滞の影響で少し時間がかかったが、１９時過ぎには空港に到着した。あっという間だったが、とても良い釣りができた３日間だった。後ろ髪を引かれる思いでタイを後にした。
