タイでは旧暦12月の満月の夜に灯籠（クラトン）を川や池に流して水の女神に感謝を捧げ自らを清めるロイクラトンという祭が全国的に行われている。タイ北西部にある古都チェンマイではロイクラトンをイーペン祭りと称して灯籠流し以外にコムローイと呼ばれるランタンを揚げる行事が行われている。無数のコムローイが一斉に空に舞い上がっていく様子は幻想的でとても美しい。
20年ほど前にコムローイ揚げのことを知り、一度は現地に赴いて自分の目で見てみたいと思っていた。コロナ禍もありなかなか実行に移せないでいたが今年やっと実行に移すことができた。
イーペン祭りに参加するツアーは様々なタイプが用意されている。日本発のツアーの他にもバンコク発のツアーや祭り当日のチェンマイ市内からの日帰りツアーもある。今回は阪急交通社が主催した関西空港発着のイーペン祭りとチェンマイ、バンコクの観光がセットになったパッケージツアーを利用して妻と二人で参加することにした。
ロイクラトンは旧暦12月の満月の日に行われるので毎年開催日が異なる。今年の開催日は11月5日と6日だ。
1日目
ツアーの集合は関西空港に11月3日の22時だった。小田原に住んでいるので新幹線を使えば関西空港への移動もそう面倒ではない。交通の乱れを懸念して時間に余裕をもって関西空港に着くよう早めに家を出ることにした。14時過ぎに小田原駅で東海道新幹線に乗車し、京都駅で特急はるかに乗り換えて関西空港に向かった。関西空港駅には18時に着いた。
今回は関西空港出発のツアーを利用した小田原から京都まで新幹線で移動した
京都駅で特急はるかに乗り継いだ空港内で夕食をとり集合時刻までロビーで待機した。22時に受付を済ませてすぐに出国して搭乗ロビーで搭乗開始時刻まで過ごした。
夕食は空港内のとんかつ屋でとった
22時の関西空港ほぼ無人だった
バンコク便の搭乗ゲート航空会社は日本航空だった。日付が変わった11月4日の１時に搭乗し1時30分に関西空港を離陸した。バンコクまでの飛行時間は５時間ほどだ。搭乗後すぐに寝たが３時間ほどで朝食の時刻となり起こされてしまった。朝食のハヤシライスは日本航空の機内食としてはおいしさが今一つだった。
搭乗機日本航空を利用した
機内食あまりおいしくなかった
