2016年9月中旬、カナダ西海岸のバンクーバー周辺を釣行してきた。今回の目的地と対象魚はそれぞれ二つ、バンクーバー島のキングサーモンとフレーザー川のホワイトスタージオン（チョウザメ）だ。バンクーバー島ではトラウトアンドキングのスタッフ同行ツアーを利用してキングサーモンを4日間釣り、その後単独でバンクーバー郊外の町ミッションを拠点としてスタージオンを2日間釣ってきた。
1日目
出発は9月11日、17時成田発のエアカナダ便でバンクーバーに直行した。飛行時間は8時間半ほどだった。やや揺れの多いフライトだったが、機内では身体を休めることに専念して過ごした。バンクーバーには日付変更線と時差の関係で同日の10時前に到着した。バンクーバー空港で関西空港からの便で来たメンバーも合流し、ツアーの参加者が全員揃った。メンバーは僕以外に2014年のアラスカ釣行もご一緒したサーモンフィッシングのエキスパートのＫ氏、関東在住で海外釣行経験豊富なフライマンのＮ氏、中部在住で国内ではバス釣りをメインにルアーフィッシングを楽しんでいるＴ氏、関西在住で国内では主に巨鮎を狙っているＯ氏とＭ氏、それとトラウトアンドキングのＡ氏の計7名だ。Ｏ氏とＭ氏は大型の鮭鱒専用に作られた延べ竿でキングサーモンを釣ることを目的としており、昨年もこのツアーに参加していた。
バンクーバーへは成田から直行便を利用した
搭乗したエアカナダ機
到着したバンクーバー空港秋の青空が美しかった
バンクーバー空港で昼食をとりながら昼過ぎまで待機し、13時50分の便でバンクーバー島のナナイモ空港まで飛んだ。バンクーバーからナナイモまではわずか20分ほどのフライトだった。
昼食を買ったティムホートン地元で人気ののファストフードチェーンだ
ベーグルサンドのセットなかなかおいしかった
バンクーバーからナナイモまでは小型機で飛んだ
ナナイモ空港小さなローカル空港だった
バンクーバー島は北米大陸太平洋側の最大の島で、大きさは九州ほどある。今回は島南部のレイクカウチンを拠点に島内を流れるいくつかの河川を釣る計画だ。ナナイモ空港からレイクカウチンまでは送迎サービスの車で移動した。途中酒屋に寄って滞在中に飲むビールを調達し、空港から1時間少しで滞在するロッジに到着した。
空港からロッジまではワゴン車で移動した
ビールを調達した酒屋カナダでは個人経営のロッジでアルコール類が提供できない
酒屋の店内品揃えは豊富だった
今回滞在したカウチンリバーロッジは、我々の釣りのガイドをしてくれるケンジーとその奥さんが経営するロッジで、カウチンリバー沿いの森の中に建っていた。吹き抜けのロビーに落ち着いたダイニング、広くておしゃれなベッドルームのある立派なログハウスだった。
ロッジの外観立派なログハウスだ
ロビーは吹き抜けになっている
食堂
客室ロッジの裏を流れるカウチンリバーは雨が少ないせいで水量が乏しく、釣りができない状況だった。ここでのイブニングの釣りも楽しみにしていたので少し残念だった。
カウチンリバー水量が少な過ぎて釣りができなかった
このロッジは造りだけでなく、料理上手な奥さんが作ってくれる料理もまた素晴らしかった。到着した日も、その後の釣りから帰ってきた際も夕食前に手作りのつまみが出てきた。夕食はメインの料理以外にスープかサラダと、デザートのケーキとアイスクリームが提供された。メインの料理は素材や料理方法に趣向を凝らしたものばかりだった。
夕食前に出てくるつまみビールによく合うメニューばかりだった
サラダ見た目も美しい
メインディッシュ食べたいだけ皿に取るスタイルだ
ケーキとアイスクリームアイスクリームは毎日6種類から選ぶことができた
朝食には必ずフルーツサラダとヨーグルトが付き、メインの卵料理は毎朝異なる調理方法で提供され、我々を喜ばせてくれた。
フルーツサラダとヨーグルト
朝食の卵料理毎朝異なる調理方法で提供された
夕食後はフィッシングライセンスを発行してもらい、翌日からの釣りに備えて早めに就寝した。カナダではフィッシングライセンスに関しての考え方が厳しい。もしライセンスを持たずに釣りをしていたのが判明すれば即座に密漁者とみなされ、釣り具はおろかそこまで移動してきた車やボートも没収された上に高額の罰金が科せられる。
フィッシングライセンス
