2017年9月カナダ釣行記(1)

2017年9月、カナダのイエローナイフの北方にあるダンカンレイクに現地滞在4日間の日程で釣行してきた。今回の旅の目的は二つあった。一つはまだ釣ったことがないレイクトラウトとパイクをフライで釣ること、もう一つは長年の夢であったオーロラを自分の目で見ることだ。
この湖は昨年の同時期に釣り仲間のK氏が訪れており、K氏からレイクトラウトが産卵のために浅場に移動してくる時期なのでキャスティング(K氏の場合はルアーだが)で良く釣れたという話と、毎晩美しいオーロラが見えたという話を聞き、ぜひ釣行したいと思った場所だ。釣行の手配はいつも世話になっている釣りツアー会社のトラウトアンドキングにお願いした。
釣行準備はいつもの海外釣行とほぼ同様だった。フライタックルは8番シングルロッドをメインに予備の9番シングルロッドとグレイリング用に5番ロッドを準備した。また、深場の釣りになることや、強風などフライで釣りにくいコンディションになることも想定してルアータックルも準備した。服装は関東地方の真冬と同程度の寒さを想定して厚手の衣類や機能性の下着を準備した。オーロラ撮影にも挑戦したいと思ったので、マニュアル設定が可能で明るいレンズの付いたコンパクトデジタルカメラと三脚も用意した。
旅程は、往路は成田からカルガリー経由でイエローナイフまで空路移動して一泊し、翌朝水上飛行機を使ってイエローナイフからダンカンレイクに向かい、湖畔のイエロードッグロッジに滞在して4日間釣りを楽しみ、帰路はダンカンレイクからイエローナイフ経由でカルガリーまで戻って一泊し、翌日の成田便で帰国するというものだ。航空会社は国際線と国内線ともにエアカナダを利用した。


初日


カルガリー便の出発時刻が16時過ぎだったので昼過ぎに成田空港に到着するように家を出た。空港は閑散としていたがカルガリー便はほぼ満席だった。

 エアカナダの手荷物預入れカウンター
 チェックインは機械で行った

 搭乗ゲート


 搭乗した飛行機


 機内の様子
 ほぼ満席だった



飛行機は定刻に離陸し、現地時刻の同日10時過ぎにカルガリー空港に着陸した。今の時期は現地と日本の間には-15時間の時差がある。
イエローナイフ便の出発予定時刻は17時だったので、乗り継ぎの時間は十分過ぎるほどあった。そういう時に限って入国審査や手荷物の受け取りはとてもスムーズだった。着陸してからイエローナイフ便の搭乗ゲートに到着するのに1時間も要しなかった。ただ、入国審査では審査官とこんなやり取りがあって少々閉口した。

審査官「一人か?」
僕  「うん」
審査官「家族や友達と一緒じゃないのか?」
僕  「いや、一人だよ」
審査官「カナダには何しに来た?」
僕  「釣りしにきた」
審査官「釣り? 家族や友達と一緒に釣りに来たんじゃないのか?」
僕  「一人で来たよ」
審査官「なんで一人で釣りに来たんだ?」
僕  「(何でと言われても説明が面倒だなぁ・・・) 一人で釣りするのが好きなんだよ!」
審査官「じゃあ、なんでカナダなんだ?」
僕  「(うゎ、そう来たか・・・) え~と、、、カナダがこの時期一番いい釣り場だからさ」
審査官「ふ~ん、そうか。まぁがんばってくれ (書類に押印)」

昼食は搭乗ロビーにあったファストフード店でサンドイッチを購入した。食後は仮眠をとりながらイエローナイフ便の搭乗開始を待った。

 カルガリー空港国内線の搭乗ロビー
 壁面にはカラフルなレリーフが飾られていた


 ティムホートン
 カナダで人気のファストフード店だ


 昼食のサンドイッチセット
 ボリュームたっぷりだった



イエローナイフ便には16時30分に搭乗し、17時に離陸した。イエローナイフまでの飛行時間は2時間ほどだった。窓側の席だったが雲が多く、地上はあまり見えなかった。イエローナイフ空港では手荷物受取のターンテーブルの中央でホッキョクグマの剥製が出迎えてくれた。

 イエローナイフ便の搭乗ゲート


 搭乗した飛行機
 ジェットプロペラ機だった


 機内の様子


 雲の合間からたくさんの湖が見えた


 木々は色づき始めていた


 イエローナイフ空港の手荷物受取所
 ホッキョクグマの剥製が出迎えてくれた



空港からホテルまではタクシーで移動した。イエローナイフは人口2万人ほどの小さな町だ。空港は町の中心部から少し離れた場所にあったが、10分ほどで町の中心部にあるホテルに着いた。シャツの上にフリースのジャケットを羽織っただけでは少し寒く感じる気温だった。

 市内へはタクシーで移動した


 宿泊したホテル


 客室
 もったいないくらい広かった


ホテルにレストランが併設されていなかったので、フロントで最寄りのレストランの場所を聞いて夕食をとりに外出した。教えてもらったピザレストランまでは歩いて3分ほどだった。カナディアンの生ビールとミックスピザでお腹を満たした。

 夕食をとったレストラン
 スポーツバーも併設されていた


 店内の様子


 カナディアンの生ビール
 軽めの喉越しが気に入っている


 ミックスピザ
 具が多くてお腹一杯になった