２日目（午後）
午後からはハナウマ湾のシュノーケルガイドツアーに参加した。１２時半にホテル前でピックアップしてもらった。迎えに来てくれたのがガイドのアランだった。日本語の上手な紳士だった。
この日の参加者は５名だった。ハナウマ湾の商業ツアーはガイドを含めて６名以下のグループで行うことが義務付けられているので、定員ぴったりの人数だった。
いったん市内のダイビングショップに寄って、フィンとマスクのサイズを確認し、同意書にサインしてからハナウマ湾に向かった。３０分ほどでハナウマ湾に着いた。
今回参加したハナウマベイ・ダイブ・ツアーズの車
世話になったガイドのアラン日本語が上手でとても親切だった
ハナウマ湾は火山の噴火口が水没して湾を形成した独特な地形となっている。そのため貴重な生態系が作られており、環境保護対策が徹底している。入場時にも環境維持のための入場料を払い、環境保護のため１０分ほどの啓発ビデオを見ることが義務付けられている。最初は少々面倒くさいと感じたが、ビデオは分かりやすい内容で映像も美しく、テレビ番組を見ているようで面白かった。
ハナウマ湾噴火口が水没した独特な地形となっている
入場時に義務付けられているビデオ視聴映像も綺麗で意外と面白かった
駐車場と浜は標高差が５０メートルほどあった。ツアー参加者はバギーで上り下りできたので、特に帰りは楽だった。
浜までの往復で乗車したバギー特に帰りは楽だった
ハナウマ湾の浜辺たくさんの人が思い思いに楽しんでいた
浜で支度を整えると、まずアランがマスクやフィンの装着方法や呼吸の仕方、泳ぎ方などを説明してくれた。他の参加者はアメリカ人だったので、アランは日本語と英語で同じことを２回話してくれた。
次に実際に海に入り、浅い場所で少し練習してから沖へ向かった。あいにく曇り空で水中は少し暗めだったが、透明度が高いので視界は良かった。岩礁でサンゴは少なかったが、いろいろな魚が泳いでいる姿を見ることができた。防水デジカメを持参していたので、水中写真の撮影にも挑戦することができた。
シュノーケリングを楽しむ晴天でなかったのは残念だったが、それでも海中が良く見えた
泳いでいる魚の群れいろいろな魚をたくさん見られた
沖に行くと少しうねりが出てきた。アランはウミガメを探しているようで、我々を引き連れて湾内を広く移動した。ウミガメはなかなか見つからなかった。僕は３０分以上水中を熱心に凝視しながらうねりに揺られていたため、波酔いのような状態になってしまった。
アランにそのことを告げ、他の参加者も疲れ始めていたので、そろそろ陸に上がることにした。岸に向かって泳いでいる途中でウミガメを見つけることができた。１匹目はすぐに深みに泳いで行ってしまったが、２匹目は水面近くを泳いでくれていたので、写真を撮り、並泳することもできた。とても感動的な体験だった。その時は、波酔いの気持ち悪さはすっかり忘れていた。シュノーケリングを楽しんでいたのは１時間ほどだった。
ルースズ・クリス
店内の様子
