2008年夏 イタリア旅行記(9)


ミラノの三日目。この旅行の最終日だ。空港へのピックアップ時刻がイタリアに着くまで不明だったので、事前の計画では特に予定を入れずにおいた。ピックアップ時刻は17時となっていた。
ミラノの主要な見どころは昨日までに見ていたので、この日は昼食を昨日のレストランで食べること以外は特に予定も立てず、街歩きを楽しむこととした。
荷物をパッキングしてホテルに預け、午前中はのんびりと市内を散策した。暑さは残っていたが、空はそろそろ秋の気配だった。途中立ち寄ったミラノ最古の教会、サンタンブロージョ教会ではマリア像の清楚さが印象的だった。

 街歩きの途中で見上げた空
 もう秋の気配だった


 公園をのんびり散策
 芝生の奥に見えるのはサン・ロレンツォ・マッジョーレ教会の後陣


 サンタンブロージョ教会
 ミラノ市民の信仰の厚い教会だ


 堂内のマリア像
 見ていて思わず敬虔な気持ちになる


たっぷり歩いてお腹をすかせて、昨日と同じレストランに向かった。
イタリア最後の食事なので、まずスプマンテで乾杯。この日はフレッシュモッツァネラチーズの前菜にルッコラのタビオリ、魚介のミックスグリルを注文した。前菜はチーズに胡椒とオリーブオイルをかけただけのシンプルなものだったが、クリーミーで旨味の詰まったモッツァネラチーズは最高に美味しかった。ドルチェのクレム・カラメラの後でレモンチェロを食後酒としてサービスしてくれた。コーヒーはこの旅行ですっかり好きになったラテ・マッキャート。最高の旅の締めくくりとなった。

 この日の昼食もリストランテ・ナブッコ
 前菜はモッツァネラチーズ
 こんなに美味しいモッツァネラチーズは初めて食べた


 ルッコラの入ったラビオリ
 白ワインとの相性も抜群だった


 メインは魚介のグリル
 シンプルな料理だけに、店のセンスが現れる


 旅の締めくくりのドルチェは好物のクレム・カラメル
 幸せな満腹感


 食後のコーヒーは、ラテ・マッキャート
 次にこの店の料理を食べられるのはいつだろう


午後はドゥオーモの付属美術館をのんびり鑑賞し、土産を少し買い足して16時頃ホテルに戻った。

 モンテ・ナポレオーネ通りの近くにある食料品、パリーニ・ドロゲリア
 上質な食料品が揃っていた


 ドゥオーモ近くにあったフェラーリショップ
 大人にも子供にも大人気の店だった


17時過ぎに迎えの現地スタッフがホテルにやってきた。約1時間のドライブの後、マルペンサ空港に18時過ぎに到着した。

 ミラノ、マルペンサ空港
 大きなトラブルもなく、楽しい旅行だった

チェックインや出国は極めてスムーズだった。搭乗機は定刻の21時15分に離陸し、翌日の16時過ぎに成田空港に着陸した。
帰りの機中はほとんど眠っていた。
夢の中では、まだイタリアの街歩きを楽しんでいた。