2024年初夏イタリア旅行記(6)

6日目

フィレンツェへの移動日だった。
12時過ぎの列車に乗る予定だったので、午前中はのんびり過ごした。朝食後はホテル近くのサンタ・マリア・マッジョーレ教会を見学した。サンタ・マリア・マッジョーレ教会はローマ4大聖堂の一つに数えられる格式の高い教会だ。教会内部はとても広く造りは荘厳だった。

 朝食後はホテル周辺を散策した


 サンタ・マリア・マッジョーレ教会
 ローマ4大聖堂の一つだ


 教会の内部


10時30分にホテルをチェックアウトしてテルミニ駅に向かった。テルミニ駅に着いてまず駅舎2階のフードコートにあるカフェに入った。2日前にこのフードコートを訪れた際、おいしそうなケーキがショーケースに並んでいる店を見つけていたのだ。デリツィア・アル・リモーネとカンノーロを注文した。デリツィア・アル・リモーネはレモン風味のクリームがとてもおいしかった。

 テルミニ駅の2階のフードコートのカフェ
 おいしそうなケーキが並んでいた


 デリツィア・アル・リモーネ
 アマルフィの郷土菓子だ


 カンノーロ
 これもイタリアの人気菓子だ


今回の旅行ではイタリア国内の移動に利用した高速列車はすべて最上級の座席を予約しておいた。その理由は他の客室と隔離されていて専用の荷物置き場が用意されているため防犯面での安全性が高いことだった。さらに乗車駅でラウンジが使用できたり車内で食事や飲み物が無料で提供されたり座席が快適だったりするのでコストに見合うメリットがあると感じていた。ローマでもテルミニ駅構内の専用ラウンジ、フレッチャラウンジで出発間際まで快適に過ごすことができた。

 フレッチャラウンジ
 エグゼクティブクラスの乗客は無料で利用できる


 ラウンジの内部
 軽食や飲み物のサービスがある


フィレンツェまで乗車したのはイタリア国営鉄道トレニタリアの最新鋭高速列車フレッチャロッサ1000だった。エグゼクティブクラスの車両の快適さは申し分なかった。

 フレッチャロッサ1000
 トレニタリアが誇る最新鋭の高速列車だ


 エグゼクティブクラスの車内
 椅子の座り心地はとても良かった


定刻の12時35分に発車するとすぐに車掌がメニューを持って昼食の注文をとりに来た。モッツァレラチーズとパスタを頼んだ。飲み物はプロセッコをお願いした。飛行機で言えばビジネスクラスに乗っているようなサービスの良さだった。

 車内でとった昼食
 パスタがおいしかった


 デザート


 列車は田園地帯を進んでいった


フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅には14時40分に到着した。ホテルはメルカート・チェントラーレ(中央市場)近くのB&B、ロレンツォ・デ・メディチを予約していた。駅からホテルまでは10分ほどで着いた。入り口が普通の住宅と同じだったので最初は見落としてしまった。重たいスーツケースを持って階段で3階まで上がるのは少し大変だったが内部は清潔でとても快適な空間だった。部屋にはサービスの赤ワインとチョコレートが置かれていた。オーナーは気さくで親切な若者だった。すぐに意気投合した。

 到着したフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅


 宿の前の道
 右側の建物の3階の一部が宿だった
 向かいはメルカート・チェントラーレだ


 宿の入口
 他の住宅と共用の入口だった


 客室
 居心地の良い部屋だった


16時前に宿を出てまずサンタ・マリア・ノヴェッラ教会に向かった。フィレンツェを代表する教会だ。教会の内部と回廊を見学した後は隣接するサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局で買い物をした。13世紀からある世界最古の薬局だ。香水と石鹸を購入した。

 サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
 フィレンツェを代表する教会だ


 教会の内部


 中庭の回廊


 サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
 世界最古の薬局だ


 内部の様子


その後はアルノ川を渡ってサント・スピリト地区を散策した。まず人気ジェラート店SBRIOでジェラートを食べた。濃厚でとてもおいしいジェラートだった、続いてサント・スピリト教会近くのエノテカMILLESIMIでデザートワインを買った。店内には大量のワインが所狭しと置かれていた。

 アルノ川を渡ってサント・スピリト地区を散策した


 SBRINO
 地元で人気のジェラテリアだ


 ピスタチオとラズベリーのジェラート
 ピスタチオが素晴らしくおいしかった


 エノテカMILLESIMI
 倉庫のような店内だった


 サント・スピリト教会


夕食はピッティ宮殿近くのレストラン、クワトロ・レオーニでとった。店の看板パスタの洋梨のフィオケッティと牛肉のタリアータ、付け合わせのサラダ、デザートの苺クリームを注文した。赤身の牛肉がとてもおいしかった。

 クワトロ・レオーニ


 店内の様子


 洋梨のフィオケッティ
 この店の看板メニューだ


 牛肉のタリアータ
 赤身肉でおいしかった


 付け合わせのグリーンサラダ


 デザートの苺クリーム
 クリームがさっぱりしていて食後にぴったりだった


夕食後はまだ明るい旧市街をのんびり散策しながら宿に戻った。ヴェッキオ橋を渡り、新市場の猪の像やレプブリカ広場の回転木馬を眺めながら進んでいくと右側にドゥオーモ(大聖堂)が見えてきた。夕陽に輝くファサードがとても美しかった。初めて見るフィレンツェの景色を妻がとても喜んで写真に収めていた。

 ヴェッキオ橋
 橋の両脇に店が並んでいる


 新市場の猪の像
 鼻先を撫でると幸運が訪れると言われている


 レプブリカ広場の回転木馬


 ドゥオーモ
 圧倒的な存在感がある


 ファサードの前で記念撮影
 夕日が当たって輝いていた