2024年初夏イタリア旅行記(5)
5日目
6月2日はイタリアの祝日、共和国記念日だった。ローマ市内では軍隊によるパレードや飛行隊による記念飛行が予定されていた。
この日は朝一番で真実の口を観光し、その後隣接するトレステヴェレ地区を観光する予定だった。
真実の口のあるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会の開門が9時30分だったので9時前にホテルを出てメトロで最寄りのチルコ・マッシモ駅に向かった。駅に着いて地上に出ると多くの人でごった返していた。この辺りがパレードの出発地点だったのだ。
この日は共和国記念日の祝日だった
グーグルのトップ画面を開くとイタリア国旗があしらわれていた
この日の朝食
毎日ほぼ同じメニューに落ち着いた
パレード出発の準備を整える部隊
チルコ・マッシモ付近が祝賀パレードの出発地点だった
パレード出発の様子を撮影しようとスマホを向けていると頭上に爆音が響いてきた。イタリア空軍の曲技飛行隊フレッチェ・トリコローリだった。急いでカメラを向けるとイタリアンカラーのスモークを吐き出しながら頭上を通過していった。ほんの一瞬の出来事だった。生で見ることができてとてもラッキーだった。
爆音を響かせて飛行機が現れた
空軍の曲技飛行隊フレッチェ・トリコローリだった
イタリアンカラーのスモークを吐きながら頭上を通過していった
パレードの出発の様子を少し見学してから古代の競馬場チルコ・マッシモ沿いを歩いてコスメディン教会を目指した。10分ほどで教会に着いた。
チルコ・マッシモ
古代の競馬場だ
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会
この教会の入口の脇に真実の口がある
真実の口は教会の入口の脇にあった。宗教的な遺物ではなく古代の下水道の蓋だったらしい。だが映画ローマの休日で人気になって以来ローマ屈指の観光名所になっている。僕も映画のシーンを真似て真実の口に手を差し込んで記念撮影をした。
真実の口
映画ローマの休日で一躍人気となった
口の手を入れたお馴染みのポーズで記念撮影
教会の内部
真実の口ばかり注目されるが厳かで素敵な教会だった
テヴェレ川を渡ってトレステヴェレ地区に向かった。朝から不安定な天気だったが本格的な雨が降り出してきた。トレステヴェレ地区の代表的な教会、サンタ・チェリチア・イン・トレステヴェレ教会とサンタ・マリア・イン・トレステヴェレ教会を見学したがいずれの教会も日曜日のミサの最中だったので内部をゆっくり見学する事はできなかった。
テヴェレ川を渡ってトレステヴェレ地区を訪ねた
画像右側に写っているのはティベリーナ島だ
トレステヴェレ地区の通り
落ち着いた佇まいを見せていた
サンタ・チェリチア・イン・トレステヴェレ教会
教会の入り口横にあった墓碑
教会の内部
ミサ中だったので奥までは入らなかった
トレステヴェレの目抜き通り
道の両側には多くの店が軒を連ねていた
サンタ・マリア・イン・トレステヴェレ教会
トレステヴェレで一番大きな教会だ
こちらもミサ中だった
この日の昼食はトレステヴェレ地区のピッツェリア、ペッポ・アル・コジマートでピッツァを食べた。焼き立てのピッツァと生ビールとの相性がとても良かった。
昼食をとったペッポ・アル・コジマート
店内の様子
早い時間帯だったので客はまばらだった
マルゲリータ
シンプルだがとてもおいしかった
店の名を冠したピッツァ
アンチョビとトマトの相性がとても良かった
昼食後はトラステヴェレからコロンナ広場までタクシーで移動した。所要時間は10分ほどだった。コロンナ広場から少し歩き、前日も訪れたジョリッティでケーキを食べた。前日ジェラートを食べた時にショーケースの中のケーキが気になっていたのだ。落ち着いた雰囲気の店内の席に着いてケーキとコーヒーを注文した。小ぶりで濃厚なモンブランがおいしかった。
道の脇にあった教会
トラステヴェレは風情のあるエリアだ
タクシーでコロンナ広場まで移動した
ジョリッティ
二度目の訪問だ
店内の様子
落ち着いた雰囲気でお茶とケーキを味わった
ミニモンブランとカフェマッキャート
モンブランが濃厚でおいしかった
コロンナ広場ではパレードを終えた楽隊が市民に演奏を披露していた。しばらくその演奏を楽しんだ。その後バルベリーニ駅までウインドーショッピングを楽しみながら移動し、メトロでホテルに戻った。
コロンナ広場では楽隊の演奏を市民が楽しんでいた
次々と楽隊がやってきた
夕食はホテル近くのレストラン、リストランテ・アメデオでとった。ローマ最後の夕食だった。マグロのサラダ、スパゲッティ・カルボナーラ、ラム肉のグリルを注文した。濃厚なソースがパスタにしっかり絡んだカルボナーラが最高においしかった。
夕食をとったリストランテ・アメデオ
店内の様子
マグロのサラダ
スパゲッティ・カルボナーラ
濃厚でとてもおいしかった
ラム肉のグリル
レモンシャーベット