準備〜１日目
２０１５年９月にトラウトアンドキングのスタッフ同行ツアーに参加してモンゴル北西部を流れるセレンゲ川水系にタイメンをメインターゲットとして釣行してきた。
元々、タイメンという魚にはそれほど強い執着は無かった。しかし、トラウトアンドキングのスタッフが昨年同地を釣行した際の画像を見て、モンゴルの広大な風景に強く惹かれてしまった。ああいう風景の中で釣りをしてみたいと強く思った。これが今回の釣行の最大の動機だった。
ただ、今回の釣行先は、アクセスは比較的容易なのだが（モンゴルでは釣り場によっては最寄りの空港から陸路で十数時間の移動を強いられる場所もある）、川幅が広いためルアーでの釣りとなる。この点が普段フライフィッシングしかしない僕にとっては厄介な点だった。ただ、ルアーフィッシングに関しては今年３月のパラオ釣行でその面白さを感じていたので、これを機会にタックルを揃えることにした。４月にミディアムハードアクションのシーバスロッドを調達し、６月のバンコク釣行ではバラマンディやレッドテールキャットフィッシュを相手に練習をしてこの釣行に備えてきた。
また、現地の川に多く生息するレノック（コクチマス）はフライで釣れそうな印象だったので、フライタックルも準備することにした。こうしてルアーとフライのダブルセッティングで荷支度を整えた。
ここで今回持参したタックルを紹介しておく。
ルアータックル
ロッド：アングラーズリパブリック ＳｈｏｒｅＧｕｎ ＳＦＧＳ−８０ＭＨ／Ｐ５
（８フィート ミディアムハードアクション ５ピース）
リール：ＤＡＩＷＡ ＲＥＶＲＯＳ ＭＸ ３５００
ライン：ＰＥ３号
リーダー：４０ポンド１５０センチ
フライタックル
ロッド：ＳＡＧＥ ｌａｕｎｃｈ８９０−４（９フィート８番４ピース）
リール：ＳＡＧＥ １６８０
ライン：フローティング
リーダー：０Ｘ１２フィート
ティペット：２Ｘ３フィート
ルアーに関してはどういった物を用意すればよいか見当がつかなかったので、昨年釣行したトラウトアンドキングのＦ氏に無理を言って釣り具店巡りに同行してもらいＦ氏お薦めのルアーを購入した。ルアー以外には普段の海外釣行と特に違った準備は必要なかった。
今回の釣行用に購入したルアー大型のミノーからスピナーまでいろいろ用意した
成田出発は９月９日。台風が中部地方に上陸した日と重なってしまった。無事に出発できるのか気を揉んだが、集合時刻の正午には同行者全員が成田空港に揃うことができた。今回のメンバーは僕の他にアマゾン釣行も一緒だったトラウトアンドキングのＦ氏と関西在住のＩ氏の計３名だ。Ｉ氏とは初対面だったがお互い怪魚系の釣りが好きなのですぐに打ち解けることができた。
台風の影響を受けることなく、ウランバートル行きのミアット航空５０２便は定刻の１４時４０分に無事離陸した。ウランバートルまでの飛行時間は約６時間だった。成田を発った飛行機は北西に飛んで富山付近で日本海に出ると西に針路を変え、韓国を横断して黄海上空を西進し、北京付近を通過してウランバートルへと向かっていった。ウランバートルのチンギスハン国際空港には２１時前に到着した。
搭乗口の案内表示ミアット航空を利用するのはもちろん初めてだ
搭乗した航空機横６列の比較的小さな機体だった
馬のシンボルマークが素敵だった
飛行経路
着陸直前に見たウランバートルの夜景初めて降り立つウランバートルは想像していたより大きな街だった。空港で現地ガイドのヤギサンと合流し街の中心部へ向かった。街の中心部までは渋滞していたこともあり３０分ほどかかった。まず現地で人気のレストランで少し遅めの夕食にモンゴル風のしゃぶしゃぶを食べた。羊肉がとてもおいしく、モンゴルに来たことを強く感じた。その後ホテルまで送ってもらい日付の変わる頃に就寝した。
チンギスハン国際空港で同行者と記念撮影この３人で楽しい旅をしてきた
羊肉中心のしゃぶしゃぶモンゴルは肉がおいしい国だった
宿泊したゾロスターホテル（翌朝撮影）なかなか快適なホテルだった
