７日目〜帰国
朝になっても不調のままだった。おいしそうな朝食にもほとんど手をつけられなかった。この日は朝早くロッジを発つことになっていたが、飛行機の時刻が変更になったようで、朝になってロッジ出発する時刻が１１時に変わった。モンゴルに着いて一週間も経つとこの程度の事には動じなくなっていた。空いた時間は裏山に登ったりして過ごした。
裏山から見たロッジの全景１１時過ぎにロッジを出て１３時過ぎにムルンの町に着いた。飛行機は結局１６時過ぎの出発になったので、町中のホテルのレストランで昼食を摂りながら休憩することになった。レストランにはインゴルの他のロッジからムルンに戻ってきた欧米人のグループもいて釣り人の溜まり場のようになっていた。そこを１５時に出て空港に向かった。
ムルンの町に向かって舗装道路を走るだんだん現実に戻されていく気分だった
定刻の１６時４０分にムルンを離陸した飛行機は１８時にウランバートルの空港に着陸した。他の釣り人たちと一緒に大型バスでホテルに向かった。
ウランバートル行きの飛行機往きと航空会社は違うが飛行機の大きさは同じだった
離陸直後に眼下に見えたムルンの町ホテルにチェックインした後は彼らとは別行動をとり、ヤギサンに土産物の買える店と庶民的なモンゴル料理が食べられるレストランへ連れて行ってもらった。土産物は老舗のノミンデパートで調達した。
ノミンデパート１９２４年創業の老舗デパートだ
レストランはノミンデパートの近くの店に入った。若者や家族連れで賑わうとてもお洒落な店だった。こういう店で庶民的なモンゴル料理が食べられるのかちょっと気になったが、メニューには現地の定番メニューが並んでいた。モンゴル軽食の盛り合わせとモンゴルの麺料理ゴリルタイ・ショルを注文した。盛り合わせには釣り場でも食べたホーショールやポーズ（包子）、バンシュ（餃子）、ラム肉のグリルなどが盛られていた。ゴリルタイ・ショルは羊肉で出汁をとったうどんでさらにラム肉のグリルがトッピングされていた。どれも素晴らしくおいしかったが、胃腸の不調が続いていたので少しずつしか食べられなかった。とても残念だった。
夕食を摂ったレストラン地元の客でとても賑わっていた
モンゴル軽食の盛り合わせどれもみなおいしかった
ゴリルタイ・ショル羊肉好きには堪らないメニューだ
ホテルに戻る前にスフバートル広場のライトアップを見学した。ここは２日目の朝も訪れていたが、夜景の方が美しかった。もう少し夜のウランバートルを散策したい気持ちはあったが、体調を考慮して早めにホテルに戻った。
夜のスフバートル広場なかなかきれいなライトアップだった
翌朝は成田行きの飛行機が８時５０分出発だったので、朝６時にホテルを出て空港に向かった。朝のウランバートルはかなり寒かった。早々にチェックインと出国手続きを済ませて搭乗ロビーに入った。免税店や土産物店などを見て回ったがあまり見どころはなく、特に買いたい土産等もなかった。体調の悪さもあって椅子に横になって搭乗開始を待った。そして機中も安静に過ごして成田に戻ってきた。実釣を終えても気を緩めてはいけないと大いに反省した今回の釣行だった。
翌朝は暗いうちに空港へ移動した
帰りの飛行機終盤体調を崩してしまったが素晴らしい一週間だった
