２００４年ＮＺ釣行記（１）

出発〜１日目

　２月６日１５時、僕は成田空港のロビーに立っていた。すっかり年中行事となったＮＺ釣行に出発するためである。今年のメンバーは毎年同行しているＹ氏、Ｆ氏と北島は初めてだが、海外釣行経験の豊富なベテランＨ氏の４名である。
　毎年、出発から現地到着までの間になにかしらのトラブルに遭遇するのが通例（？）だったが、今年の出発はゲートの行列で少々待たされた程度で、極めてスムーズだった。ほぼ定刻の１８時にＮＺ航空機はオークランドに向けて離陸した。

　出発を待つＮＺ航空機。機内サービスはまずます。

　翌朝９時、飛行機はオークランド空港に着陸した。例年は土曜日の出発だったので、往路はクライストチャーチ経由となりオークランド到着が昼近くになるのだが、直行便だとさすがに早く着く。１時間ほどで入国の手続きやレンタカーの手配を終え、早速目的地のムルパラに向けて空港を後にした。

　レンタカーは毎回Ｈｅｒｔｚを利用。今回の車種はエスティマだった。

　途中、ロトルアのマクドナルドで昼食を摂り、釣具屋と土産物屋で少し買い物をしたが、それでも１５時にはマリーの家に着いた。マリーはガイドに出かけていて不在だったが奥さんのリネットが懐かしそうに出迎えてくれた。まだ夕食までには十分時間があるので、ライセンスを購入し早速釣りに出かけた。

　ロトルアにあるフライショップ。
　フライタックル以外に普通の釣具や銃などの狩猟用具も扱っていた。

　ところが、川に着いてみると、状況はあまり芳しくなかった。水量が多く濁りがきついのだ。リネットの話でも今年は雨が多く、１月は釣りにならない日もあったとのことだった。とりあえず、釣りができそうな場所を探して竿を出すことにした。毎年通っている川なので何ヶ所かの入渓点は把握している。いつもの水量だと少々浅すぎるようなポイントがこの日はちょうど良い流れとなっていた。ダブルニンフのシステムで丁寧に流れを探るとすぐに小ぶりなレインボートラウトがヒットした。最初の一匹はやはり嬉しい。１時間ほどで同サイズの魚をもう１匹チャッチしてこの日の釣りを終えた。

　今年の初釣果。チビだが、悪コンディションの中での釣果なので嬉しい。