２００４年ＮＺ釣行記（８）

８日目〜帰国

　例年より長い滞在となった今年の釣行だが、この日が最終日。夜明け前に宿が停電するほどの激しい嵐があった。ところが、夜が明けて川を見ると大きな影響はないようだった。森が機能している証拠だろうか。この日はマリーのガイドでＨ氏とラフティングの釣りを楽しんだ。ラフティングは歩かなくて良い簡便さも魅力だが、岸からでは狙えないポイントを狙えることも大きな魅力である。

　サイトフィッシングでキャッチしたブラウントラウト。
　マリーの巧みなボート操作と的確なアドバイスがあれば、
　どんな魚でもキャッチできそうな気がしてしまう。

　この日はレースウイングパターンが好調で４匹の良型のトラウトをレースウイングパターンでキャッチすることができた。Ｈ氏もボートの上からの釣りを十分堪能できたようである。終始表情が緩みっぱなしだった。

　ボートの上からライズを狙ってキャッチした良型のレインボートラウト。
　バブルラインでレースウイングの流下にライズを繰り返していた。

　ボートを木陰に停めて小休止。
　このまま時間が止まってくれればと思う。

　今回の釣行で最後に釣ったのが、屈曲部の緩流帯に定位していた５５センチのブラウントラウト。やや上流から流し込んだレースウイングパターンに一発で反応した。フッキングしてからはブラウントラウトらしいファイトで楽しませてくれた。そして、水に戻すと何事もなかったかのようにゆっくりと元の場所に戻っていった。
　こうして８日間の釣行は幕を閉じた。

　今回の釣行最後の一匹。
　いかにもブラウントラウトらしい風貌。

　釣りを終えて三人で記念撮影。
　また来年もこの川岸に立てることを祈って。

　翌朝は例年通りの早朝出発。４時に宿を出てオークランドに向かった。
　７時過ぎに空港に着き、車を降りようとしたとたんに土砂降りの雨に見舞われた。今年の釣行の天候を象徴するような雨だった。雨の向こうに虹が出ていた。

　空港に着いた途端に土砂降り。
　その雨の向こうに虹がかかった。