今年も春に釣行日程を決め、いつも世話になっているガイドのマリーにメールをしてガイドと宿泊を予約し、夏に航空券とレンタカーをネットで予約して旅の準備は完了した。秋になってフライを巻き、必要な釣りの消耗品を買い足して釣りの準備も完了。出発の数日前にお土産のクッキーを買ってきてスーツケースに詰め出発の準備は整った。支度もすっかりルーチンワークとなった。
今年は仕事の関係で出発がいつもより１週間遅くなった。11月20日の夜成田からオークランドに向けて出発した。
順調な飛行で翌朝９時過ぎにはオークランド空港に到着した。ここでレンタカーを借り、一路マリーの住むムルパラの町を目指した。ムルパラまでは300キロほどのドライブだ。
途中観光地としても有名なロトルアの街で昼食休憩をとった。フィッシュ＆チップスが食べたかったので、美味しいと評判のOPPIE'S（オッピーズ）という店で揚げたてをテイクアウトしてロトルア湖の湖畔のベンチで頬張った。ニュージーランドに来たことを実感した。
ファストフードのテイクアウト専門店OPPIE'Sここのフィッシュ＆チップスはおいしいと評判
いかにもニュージーランドっぽいランチ熱々を紙に包んで渡してくれる
湖畔で食べていると水鳥が寄ってくる餌をあげたいが禁止されている
さらに1時間ほどのドライブでマリーの家に着いた。マリーと奥さんのリネットが温かく迎えてくれた。1年ぶりの再会を喜び、お互いのこの1年の出来事などを楽しくおしゃべりした。
一通りおしゃべりが終わったところで、これから海に行かないかとマリーから提案があった。車で1時間半ほど離れたオホーピという海辺の町にマリーの母親と娘が住んでいる。今日の夕方は潮回りが良いので、今から行って刺し網漁をして遊び、明日はその町の近くの川で釣りをしようという提案だった。マリーがこの提案をしてきたとき、僕にはもう一つの理由が読み取れた。オホーピにはもうすぐ一歳になる孫も住んでいるのだ。おそらく孫の顔を見に行きたいのだろう。特に断る理由もないので提案に同意し、釣りの支度と一泊分の着替えを準備してマリーと出発した。
今回の旅の足は青いヤリス（日本名ヴィッツ）なんと去年借りた車と同じ車だった
途中ガソリンスタンドでフィッシングライセンスを購入した。シーズンライセンスが１０５ドル。昔に比べればかなり高くなったが、楽しい時間の対価としては十分納得できる金額だ。
夕方５時過ぎにオホーピの町に着いた。早速網を仕掛けたが、潮が速く、さらにクラゲが多くて網を塞いでしまうため漁は不調だった。漁にはマリーの義理の息子となったクリスも参加した。狙っていたトレバリーは獲れなかったがマリー達とこうして海辺で過ごす時間は楽しかった。マリーは孫の顔を見ることができてとても嬉しそうだった。
仕掛けた刺し網をあげに向かうマリーとクリス残念ながらトレバリーは獲れなかった
もうすぐ一歳になる孫を抱くマリーすっかりジジバカぶりを発揮していた
