ホテル到着まで
今回の釣行のきっかけは２０１４年の１２月の事だった。寒さが厳しくなり暖かい所が恋しくなっていた時に、トラウトアンドキングのホームページでパラオへのスタッフ同行ツアーの記事を見かけた。パラオに関しては、太平洋の島国で、ＧＴなど大物が釣れること位しか予備知識がなかったが、暖かい所でフライフィッシングができるなら行ってみたいと思った。そこで、いつも世話になっているトラウトアンドキングのＥ氏に連絡を取り、詳細を確認した。手持ちのタックルで珊瑚礁に棲む魚の五目釣りができそうなことが分かったので、年が明けてすぐに参加を申し込んだ。
今回は現地滞在３日間の弾丸釣行だった。日本からパラオへはグアムで乗り継ぐ行き方が一般的だが、週に２便だけデルタ航空が成田パラオ間の直行便を運航している。今回はこの直行便を利用した。ただ、この直行便も利便性が高いとは言い難い。現地着が午前１時、現地発が午前４時とどちらも深夜時間帯になっているのだ。そのため到着後と出発前もホテルを利用しなければならず、若干不経済な釣行となってしまった。
今回はデルタ航空の直行便で出かけた現地到着は午前１時だ
出発は２月２８日土曜日の２０時半だった。１８時前に成田に着くように家を出て、空港内で早めの夕食を済ませてから同行者と合流した。今回のツアーの参加者は４名だった。僕とＥ氏以外の参加者は、京都在住でフライでの海外釣行経験が豊富なＩ氏と大阪在住のルアーマンのＫ氏だった。Ｉ氏とは面識があったがＫ氏とは初対面だった。それでも釣り好き同士、すぐに打ち解けることができた。
飛行機は定刻の２０時３０分に離陸した。搭乗した飛行機はやや旧型で、座席毎にモニターが付いているようなタイプではなかった。それでもフライト時間が短かったので特に不便は感じなかった。４時間ほどのフライトで３月１日の午前０時５０分にパラオのコロール空港に着陸した。パラオと日本の間には時差がないので時計の調整などは不要だった。
離陸前はフリースの上にダウンジャケットを羽織っていたが、到着後はシャツ１枚でちょうど良い気温だった。島国で風が通るせいか蒸し暑さは感じなかった。
機内の様子飛行機は旧型だったが特に不便は感じなかった
空港での入国手続きや手荷物の受け取りはスムーズだった。飛行機を降りてから３０分程で迎えに来ていたホテルのスタッフと合流することができた。スタッフの運転する乗用車でホテルに向かった。空港からホテルまでは２０分ほどだった。午前２時過ぎにはホテルの部屋に入ることができた。
到着ロビーの様子今回の釣行での宿泊は、当初は船着き場の近くのホテルを予定していたのだが、中国の春節休暇の時期にあたってしまったため満室で予約できなかった。そのため船着き場から少し離れた場所にあるローズガーデンリゾートに宿泊した。高台の斜面に沿って建つ木造のホテルだった。施設や設備等はごく普通で高級感は感じられなかったが、眺めと居心地は良かった。部屋に入ってすぐに就寝し、翌朝からの釣りに備えた。
到着したローズガーデンリゾート木造でローカルな雰囲気のホテルだった
客室内の様子施設や設備は普通だったが居心地は良かった
翌朝撮影したホテルの全景斜面に沿って木造の建屋が並んでいる
食堂の入口食堂の入口がフロントも兼ねている
