１日目
昨年春に初めてソウルを訪問し、地元で食べる韓国料理の魅力にすっかりはまってしまった。以来、再訪の機会をうかがっていたのだが、２０１１年１月下旬に娘を連れて再訪することができた。
旅程は３泊４日。目的は地元らしい韓国料理や屋台おやつの食べ歩きと多少の買い物だ。ネットで航空券とホテルを予約し、旅の準備はあっという間に完了した。
出発は１月２３日、羽田空港を正午に離陸する便を予約したので、自宅を出発したのは９時。１０時過ぎには空港に到着した。飛行機は定刻に出発し２時間ほどで金浦空港に到着した。
到着した金浦空港は本格的な雪だった。すでに１０センチ近く積もっていた。事前の天気予報では晴れ時々雪と言っていたので、パラパラ舞っている程度だろうとたかをくくっていたが、一面の雪景色を見て少々驚いた。
入国はいたってスムーズだった。さっそくタクシーでホテルに向かうことにした。ホテルは利便性を最優先に考慮して、ソウル最大の繁華街、ミョンドン（明洞）にあるイビスアンバサダーホテルにした。雪の影響で渋滞がひどく、普段なら３０分程度で到着するはずが１時間もかかってしまった。料金も通常の倍近い４００００Ｗ（約３０００円）だった。
到着した金浦空港本格的な降雪にびっくりした
今回宿泊したいビスアンバサダーホテル(最終日に撮影)すぐ横が明洞の繁華街、向かいはロッテデパート
ソウル観光にこれ以上ない立地だ
宿泊した客室一人で使うには十分すぎる広さ
部屋にはシャワーしかないが、最上階にジャグジーバスがある
ホテルに荷物を置き、早速買い物に出かけた。雪は相変わらず強く降っていた。まず露店で帽子と手袋を買い、防寒対策に万全を期した。
雪の明洞の中心部ほんの一時だが前が見えないほどの吹雪に見舞われた
明洞の繁華街を一回りした後、寒さから逃れたい思いもあり、少し早めだったが夕食をとることにした。この日は牛焼肉にした。店はネットで調べて評判が良さそうなコムグッシチッに決めていた。
明洞の北西の外れに店はあった。日本語の看板が出ていたのですぐに見つけることができた。
初日の夕食を食べたコムグッシチッ日本語の看板が出ているのですぐに見つけられた
店に入ったのが午後６時前だったので店内はまだ閑散としていた。ユッケ、ハラミと味付けカルビを２人前頼んだ。カルビはアメリカ産と韓国産（韓牛）の肉が選べるようになっていた。値段は倍近く違っていたが、せっかくなので韓牛を注文した。初めて食べた韓牛は、赤身の肉の味がしっかりしていてとても美味しかった。
テーブルの上に並んだパンチャン(副菜)肉が焼けるまでこれを食べながら飲むビールがおいしい
網の上に広げられた味付けカルビこれで一人前の分量だ！（今回は二人前注文した）
韓牛は肉の味がしっかり感じられておいしかった
シメはこの店名物のコムグクス、牛骨スープのウドンにした。見た目よりあっさりしていて焼肉を食べた後の食事に最適だった。
シメのコムグクスコクのあるスープとあっさりしたうどんがベストマッチだった
これにビールとマッコリを頼んで会計は約１６００００Ｗ（約１２０００円）。日本と比べても安くはないが、接客も親切で、初日の夕食に選んで大満足の店だった。
この日は慣れない雪と寒さの疲れもあり、早めに就寝した。
