準備～出発
2023年1月下旬に東アフリカのウガンダを再訪した。前回の釣行は2018年だったので5年ぶりだ。本来なら2021年に釣行することになっていて手配も終えていたのだが新型コロナウイルス感染症のパンデミックで2年も遅れてしまった。今回は前回訪れたマーチソンフォールズ国立公園以外にビクトリア湖でも釣りをする予定だった。旅程は往復の機中泊を含めて10泊11日。現地エンテベ空港に到着した翌日からビクトリア湖で3日間釣りをして5日目にマーチソンフォールズ国立公園に移動。その日の午後から公園内を流れるナイル川で3日半釣りをして、9日目の午前中にサバンナのゲームドライブを楽しんで午後エンテベに戻り、最終日の午前中はエンテベ近くのマバンバ湿原でバードウォッチングをして夕方の便でウガンダを離れる予定だった。現地での移動、宿泊および釣りガイドの手配はすべて現地在住の日本人W氏が経営する旅行会社グリーンリーフ・ツーリストクラブにお願いした。航空券は自分で手配した。日本からウガンダへの直行便は就航していないので、前回と同じエミレーツ航空を利用してドバイ経由で往復することにした。
ウガンダに渡航するためにはビザの取得が必要となる。前回は代官山にある大使館に出向いて申請を行ったが、今はオンラインで申請する形式に変わっていた。パスポートと顔写真、黄熱病の接種証明書の画像をアップロードする必要はあったが申請作業はそれほど面倒ではなかった。申請の翌日には許可が下りた。
ウガンダのビザのオンライン申請画面申請後すぐに承認された
黄熱病ワクチンの接種証明書
発行されたウガンダのオンラインビザ入国時にこれを提示する
釣り道具はナイルパーチ用のルアー以外にビクトリア湖で固有種のシクリッドを釣るためのサビキ仕掛けや小型のルアーなどを用意した。餌はいつも持参する魚肉ソーセージ以外にスイートコーンや常温保存できるオキアミなどを準備した。さらにナイルパーチのハーリング用に釣り仲間のM氏から大型のフライをお借りした。
持参したルアーナイルパーチ用から小型のシクリッド用まで各種用意した
スピナーとスプーンも持参した
各種仕掛けサビキ仕掛けも用意した
餌も各種取り揃えた
ナイルパーチハーリング用の大型フライ釣り仲間のM氏の力作だ
また、ウガンダはマラリア流行地域なので主治医に頼んでマラリアの予防薬を入手した。出発前日から帰国後5日目まで毎日1錠飲むタイプの薬だ。
マラリアの予防薬渡航前日から帰国後5日目まで毎日1錠服用する
出発は2023年1月21日。成田空港を22時20分に出発する便だったので15時過ぎに小田原の自宅を出た。戸塚からは成田エクスプレスを利用して移動した。空港には18時に着いた。
戸塚から成田エクスプレスで移動したチェックイン前に夕食をとろうと考えていたが、すぐにチェックインが始まるとのことだったので列に並んで待機した。あらかじめオンラインでチェックインを済ませておいたので空いている専用の列に並ぶことができた。18時15分にチェックインが始まり10分ほどで荷物を預けることができた。身軽になって空港内のレストラン街へ行き、とんかつ屋さんで験担ぎのかつ丼を食べた。食後は早めに出国して搭乗ロビーでのんびり過ごした。
エミレーツ航空のチェックインカウンターオンラインチェックイン済のカウンターは空いていた
成田空港の出発フロア閑散としていた
夕食のかつ丼海外釣行前恒例の験担ぎだ
搭乗ロビー免税店は空いていた
ドバイ便の搭乗ゲートドバイ便は定刻に離陸して約10時間のフライトで現地時刻の5時30分にドバイ空港に着陸した。機内では食事以外の時間はひたすら寝て体力の維持に努めた。
機内食の夕食和風の魚料理にした
機内食の朝食
ドバイまでの飛行ルート中央アジア上空を飛行していた
ドバイ空港は世界屈指の大型空港だ。ターミナルやコンコースがたくさんある。だが空港内の案内や移動手段が整備されているため、不安を抱かずにエンテベ便のゲートまで移動することができた。ゲートを確認した後は空港内を少し散策した。アラブの空港だけあってイスラム教の礼拝時刻を告げるアザーンが流れたり金製品や香水を売る店が賑わったりしていたが、一方で免税店やパブでは堂々と酒が売られ、露出度の高い服装で歩いている女性も多くいた。何でもありの空港だった。
ドバイ空港イスラム教の礼拝開始を伝えるアザーンが響いていた
乗り継ぎの案内アナウンスは少ないが表示は分かりやすい
出発便の案内表示これを見てゲートまで移動する
コンコース間の移動にはシャトル電車を使った
早朝から空港内は人が多かった
金製品を扱う店
パブ空港内はアルコールが自由に売られていた
足を投げ出せる椅子に座って搭乗を待った
エンテベ便の搭乗ゲート
搭乗機
ドバイ空港世界屈指のハブ空港だ
エンテベ便には9時20分に搭乗し、定刻より少し遅れた10時30分に離陸した。機内はほぼすべて現地の人たちでアジア系の乗客はほんの数人だった。離陸後5時間のフライトでエンテベ空港に到着した。時刻は14時30分だった。
離陸直後に見えたドバイの街並
機内食
ドバイ・エンテベ間の飛行ルート
機窓から見たウガンダの首都カンパラの街並
着陸前にはビクトリア湖がよく見えた
到着したエンテベ空港
