9日目
昨夜は就寝後もスコールの雨音と雷鳴がしばらく聞こえていた。朝起きると雨は上がっていたが空は雲に覆われていた。
この日も出発前は桟橋で餌釣りを楽しんだ。昨日のアドバイスに従ってタナを深くしたので20㎝くらいの魚がよく釣れた。
この日の朝食
キャンプサイトとは比べ物にならない種類の豊富さだ
この日もしっかり食べた
朝の風景雲の多い朝だった
朝の餌釣りでは縞模様のピアウが釣れた7時過ぎに釣りに出発した。午前中はツクナレ釣り、午後はナマズ釣りをリクエストしてあった。川霧が立ち込める水面を全速力で遡航して釣り場に向かった。
僚船の後に続いて上流の釣り場に向かった
操船するビリュー川霧が立ち込めていた
1時間ほど走って最初のポイントに着いた。水深の浅い瀬のような場所だった。先日好調だったミノーを使って釣り始めた。胴体にできた穴を塞ぐ応急修理が奏功して以前と変わらないアクションで動いてくれた。水面から顔を出している岩の周辺を狙ってキャストするとすぐにアタリがあった。釣れたのは50㎝弱のツクナレだった。
この日のファーストフィッシュ
頭にこぶがないのでメスなのだろうか
この瀬の中の岩の際でヒットした
ヒットルアーは補修が完了したBORA120 だったその後はボートを移動させながら川の中の灌木や岩の周囲を狙ってキャストを続けた。コンスタントにアタリがありタライロン、ツクナレ、ジャックンダなどが釣れた。最大魚は大岩の下流で大きな捕食音を立ててルアーに飛びかかってきた62㎝のツクナレだった。
ジャックンダも釣れた
浅い流れにポイントが点在していた
タライロン
画像中央の灌木奥にキャストしてヒットした
さらに上流のポイントを目指す
62㎝のツクナレ
完璧な魚体の美しい魚だった
画像左側の頭を僅かに出した岩の下流でヒットした
40㎝ほどのツクナレ体表に斑点があるのはまだ成熟していない証だ
イガラッペも釣ったが反応はなかった
午前中最後の魚はジャックンダだった12時過ぎに木陰にボートを停めて昼食をとった。キャストを繰り返してお腹が空いていたので瞬く間に完食してしまった。昼食後ビリューが昼寝している時間は僕にとって大好きな餌釣りタイムだ。この日も20㎝くらいのピアウやピラニアがよく釣れた。
木陰にボートを停めて昼食をとった
この日の昼食昼食時の飲み物はいつもコーラにしていた
ビリューは昼食後の昼寝をするのが日課だ
僕はその間に小魚釣りを楽しんだ午後はナマズ釣りをした。2日目にピララーラを釣ったプールの一つ上のプールでは40㎝ほどの石をロープに結び付けてアンカーにして川の中央にボートを停めて釣りをした。一度だけアタリがあったがフッキングには至らなかった。ナマズ釣りの合わせはやはり難しかった。
午後はこの日もナマズ釣りをした
40㎝ほどの石にロープを括り付けてアンカーを作るビリュー
川の真ん中にボートを停めて釣りをした
アタリはあったがフッキングできなかった2日目にピララーラを釣ったプールでも2回アタリがあったがどちらもファイト中にフックアウトしてしまった。合わせに自信がなくなってきた。一方、アタリを待つ間の小魚釣りはよく釣れた。おかげでナマズ釣りの餌には不自由しなかった。
ポイントを変えてアタリを待つ
餌用の魚はよく釣れたこの日はさらにもう2カ所でナマズ釣りをした。最後のポイントではビリューに合わせてもらったが彼の合わせでもうまくフッキングできなかった。30㎝ほどのピラニアが一匹釣れただけで午後の釣りを終えた。18時過ぎにロッジに戻った。
合わせに迷いが生じていたのでビリューに見本を見せてもらうことにしたビリューが合わせてもうまくフッキングしなかった
やっと合わせは決まったが釣れたのはピラニアだったちょっと得意げな表情をしている
この日最後のポイントでもアタリはなかった
沈む夕日を追いかけるようにロッジに向かってボートを走らせる
桟橋でビリューと記念撮影夕食中、ロッジのオーナーのホフマンから上流のフムス滝には行ったかと聞かれた。行ってないと答えると「かなり遠いがナイスな滝だ、滝下にはスペシャルなプールがあってデカいナマズが釣れるんだ」と言ってきた。そしてその滝とスペシャルなプールで釣れた魚の画像を見せてくれた。
こうしたスペシャルなポイントがあるという話は海外釣行ではよく聞く話だ。だが実際にそのポイントでよい思いをしたという話はあまり聞かない。話半分に聞いておいた方がよさそうだと思った。ただその滝には興味を惹かれた。すでにこの日までの5日間の釣りで満足できる釣果は得られている。明日は最終日だが午前中を滝見物に充ててもよいと思った。ホフマンにぜひ行きたいので手配してくれと頼んだ。
夕食にチキンの丸焼きが出た
肉も魚もみんなおいしかった
この日のデザートは焼き立てのエッグタルトだった
