10日目
釣り最終日だ。午前中は上流のフムス滝を見に行くことになっていた。
いつも通り6時前に起きて6時から朝食をとり、明るくなるのを待って桟橋で餌釣りをした。いつも通りのランバリやピラニアが釣れてくれた。
朝食スイカとパイナップルは毎朝食べていた
朝の風景
タンバリ愛嬌のある眼をしている
ピラニア引きが強くて釣っていて楽しい魚だ
7時過ぎに出発した。ビリューの他に若いガイドも同船した。全速力でひたすら上流を目指した。
朝日を浴びながら上流を目指す
この日は若いガイドも同船した
長時間の移動で身体が冷えないようレインジャケットを着用した9時前にキャンプサイトに着いた。ここでボートの燃料を補給した。ビリューはキャンプサイトにとどまって若いガイドと二人で滝を目指した。
キャンプサイトに立ち寄った
燃料タンクに給油するビリュー
ビリューを残して若いガイドと上流の滝を目指した。滝に着いたのは10時だった。川の流れが早くて滝の直下まで行くことはできないので、滝から少し下流の岩場にボートを停めた。そして近くの岩場に上がって滝を眺めた。緑に覆われたジャングルの中で滝の周囲だけが岩が露出した荒涼とした空間になっていた。ガイドに記念写真を撮ってもらった。
滝が見えてきたロッジを出て3時間近く経っていた
滝下の岩場にボートを停めた
フムス滝ダイナミックな眺めだった
滝をバックに記念撮影その後は少し下流のプールでナマズ釣りをした。3カ所のプールで竿を出したがアタリがあったのは1回だけで、そのアタリもフッキングしなかった。やはりスペシャルな釣り場ではなかったようだ。だが、それも織り込み済みで滝を見に来たのでとくに落胆することはなかった。昼過ぎにキャンプサイトに戻った。
滝下のスペシャルなプールで竿を出した残念ながらアタリはなかった
その一つ下のプールアタリはあったがフッキングできなかった
さらにその下のプールでも竿を出したここでもアタリはなかった
キャンプサイトに戻る釣れなかったが滝が見られて満足だった
昼食はキャンプサイトでとった。我々が滝に行っている間にビリューがステーキを焼いてくれていた。焼き立てのステーキがとてもおいしかった。
キャンプサイトではビリューがステーキを焼いて待っていてくれた
この日の昼食焼き立てのステーキがおいしかった
昼食後はお決まりの餌釣りをした。これができるのも今日で最後だ。午後の釣りに出発するまでたっぷり楽しんだ。
昼食後は川岸に停めたボートから小魚釣りをした
ピアウ・フラミンゴ縞模様の美しい魚だ
良型のタンバリこの魚は泳ぎがとても早い
ピラニア
ブラックピラニアこのサイズでも手に載せるのはちょっと怖い
ピアバ
ピアウ
アタリがある度に何が釣れてくるのかとてもワクワクする13時30分に午後の釣りに出発した。午後はイガラッペ（水路）でのタライロンの餌釣りをリクエストした。確実に魚の顔を拝みたかったからだ。ところがこの日もタライロンの活性が低かった。最初のイガラッペではアタリがなかった。次のイガラッペに移動したがここも不発だった。
午後はイガラッペでタライロンの餌釣りをしたなかなかアタリが出なかった
別のイガラッペでも竿を出したその次のイガラッペでもなかなかアタリがこなかった。餌を投入する場所を変えてタライロンに餌の存在を気付かせようとした。イガラッペの奥をひとしきり釣ってアタリが無かったのでボートで入ってきたイガラッペの入口方向に投げてみた。するといきなり竿先が引き込まれた。合わせるとずっしりした重さが伝わってきた。追い合わせを入れてしっかりフッキングした。かかった魚は底に突っ込むように抵抗した。このとき使っていたのはナマズ釣り用のロッドだったのでロッドパワーは十分ある。ロッドをためて魚を浮かせた。見えた魚体は茶色ではなく黄色だった。喰ってきたのは狙っていたタライロンではなくツクナレだった。それもかなりの良型だ。慎重にボート際まで寄せてビリューにランディングしてもらった。釣れたのは64㎝あるツクナレだった。頭部のコブの大きい立派な雄だった。今回の釣行で釣ったツクナレの最大魚だった。
対岸の際に餌を投げ入れてアタリを待つなかなかアタリが出なかった
64㎝のツクナレ狙っていたタライロンではないが良型魚が釣れて嬉しかった
感謝を込めてリリースしたさらに下流のイガラッペでは入口にボートを停めて釣りをした。ここでもイガラッペの奥に投入したエサには反応がなかったが入口側に餌を入れるとアタリがあった。すぐに合わせたが魚は倒木の下に潜り込んでしまった。ビリューがボートの位置を変えてくれた。少し強引にリールを巻くと倒木の下から魚が出た。そのままロッドを立てると魚が水面に姿を現した。魚体には縞模様がはっきり見えた。スルビン（タイガーショベルノーズキャットフィッシュ）だった。まだ釣ったことがない魚種だ。絶対キャッチしたいと思った。が、次の瞬間フックが外れてしまった。残念だった。と同時に「また来い」と言われた気がした。
次のイガラッペに移動する
わずかに顔を覗かせているイガラッペ
入り口にボートを停めて竿を出したスルビンがヒットしたがキャッチすることはできなかった
最終日は早上がりすることになっているらしい。16時に釣りを終えたてロッジに戻った。ボートの上で今回の釣りを思い返しながら缶ビールを飲んだ。最高においしいビールだった。
最終日は早上がりすることになっていたまだ4時だが帰路に就いた
釣りを終えて川の上で飲むビールの味は格別だった17時前にロッジに着き、シャワーを浴びてタックルをしまった。アクシデントもあったがとても充実した6日間だった。
夕食毎晩おいしい食事ができて幸せだった
デザートのムース練乳を使っているので濃厚でおいしかった
