2024年9月アマゾン・トロンベタス川釣行記(13)

11日目

ロッジを経ってマナウスに戻る日だ。前夜マネージャーのメラードに聞いたところ出発予定時刻は8時だと告げられた。
6時から朝食をとり、辺りが明るくなった6時30分ごろから桟橋で小魚釣りを始めた。出発まで1時間くらい釣りができそうだった。ところがピアバを数匹釣った頃、ロッジのスタッフの動きが慌ただしくなってきた。様子を伺うと同行者の荷物を運び始めていた。釣りを中断し、急いで帰り支度をしてスタッフに荷物を渡した。そしてロッジのスタッフ達に別れを告げてトラックの後部座席に座った。

 朝食
 ロッジで食べる最後の食事だ


 焼き立てのピザがおいしかった


 朝の風景


 出発まで桟橋で釣りをした


 ホフマンが撮影してくれた釣りの様子


 トロンベタス川釣行最後の一匹


 ロッジを発つ前にビリューと記念撮影
 彼にはとても世話になった


ロッジを出発したのは僕が聞いていた出発予定時刻より1時間早い7時だった。往路と同じ未舗装路をかなりのスピードで走行してカショエラ・ポルテイラを目指した。

 未舗装路を4輪駆動車でカショエラ・ポルテイラまで移動する
 ラリーでもしているかのようなスピードで運転していた


カショエラ・ポルテイラに着いたのは9時過ぎだった。往路で昼食をとった民家で休憩をとった。帰りの飛行機の到着までまだ時間があるので地名にもなっているカショエラ・ポルテイラ(ポルテイラ滝)をみんなで見に行くことにした。民家から10分ほど歩いて川に出た。そこから上流に数分歩いたところに滝があった。落差は10メートル足らずだが幅の広い滝だった。滝の真横ではみんなで写真を撮ったりして楽しんだ。その後民家に戻り食堂でビールを飲みながら談笑して出発時間まで過ごした。

 到着時と同じ民家で休憩した


 時間があったのでみんなでポルテイラ滝を見に行くことにした


 10分ほどで川岸に出た
 上流に滝が見えた


 地名にもなっているポルテイラ滝


 落差は小さいが幅の広い滝だ


 滝をバックに記念撮影


 同行者たちと記念撮影
 言葉も通じないのに仲間に入れてもらえて嬉しかった


 民家に戻って食堂で一休み


 歩いた後のビールはおいしかった


11時過ぎに飛行場に移動した。10分ほどで飛行場に着くとマナウスからの小型機がちょうど到着したところだった。乗客が降り、荷室から荷物を出したばかりの機体に我々の荷物を積み込んですぐに搭乗した。

 11時過ぎに飛行場に移動した


 マナウスからの飛行機は既に到着していた


 機内で記念撮影
 彼らとはいまだにWhatsAppのチャットグループで繋がっている


搭乗した小型機は11時45分にカショエラ・ポルテイラの飛行場を離陸した。トロンベタス川を眼下に眺めながら高度を上げ、ジャングルの上をマナウスに向けて飛行した。気流が安定していて快適なフライトだった。

 離陸直後の機窓風景


 トロンベタス川を眺めながら高度を上げていった


 ジャングルの上をひたすら飛び続けた


やがて高度を下げ始めるとアマゾン川が見えてきた。マナウスが近づくと川の色が二つに分かれているのが確認できた。アマゾン川支流のネグロ川の黒く澄んだ水とソリモインス川の茶色く濁った水が水質や水温の違いですぐに混ざり合うことなく流れ下っているのだ。テレビなどでも取り上げられている珍しい現象を自分の目ではっきり見ることができた。

 遠くにアマゾン川が見えてきた


 川の水が2色に分かれたまま流れている
 水質と水温が違う二つの支流の水がすぐには混ざり合わないためだ


 ソリモンエス川(奥)とネグロ川(手前)の合流地点
 水色の違いがはっきり分かる


搭乗機はマナウス市街地上空で大きく右旋回しながら高度を下げて小型機専用の飛行場に着陸した。時刻は12時過ぎだった。カショエラ・ポルテイラとマナウスには1時間の時差があるので飛行時間は80分ほどだった。

 マナウスの市街地を眼下に見ながら高度を下げていった


 搭乗機のキャプテンが見送ってくれた


僕以外の同行者はここからマナウス空港に移動して帰路に就くことになっていた。ワンボックスカーで空港に向かう同行者一人一人と抱擁を交わし感謝を伝えて別れた。

 ワンボックスカーで空港に向かう同行者を見送った


その後ジレルモの運転する車でホテルまで送ってもらった。ホテルは往路で利用したブルーツリープレミアムマナウスだった。1時前にホテルに着いた。フロントでチャックインするとすぐに客室に入ることができた。これはありがたかった。

 ホテルに向かう道
 日曜日なので交通量は少なかった


 ホテルの客室
 正規のチェックイン時刻より早かったが入室できた


部屋に荷物を置いて昼食をとりに1階のレストランに降りた。到着時に食べて気に入ったハンバーガーとビールを注文した。食後のデザートにはムースを頼んだ。ロッジで夕食後に食べたムースがおいしかったのでホテルのレストランでも食べてみたかったのだ。ここで食べたムースも濃厚でとてもおいしかった。食後は部屋に戻って夕方まで昼寝した。

 昼食のハンバーガー
 到着時に食べておいしかったのでまた注文した


 デザートのムース
 こちらはロッジで食べておいしかったので注文してみた


16時過ぎに目が覚めた。到着時も出かけたショッピングセンターの釣具屋スクリにルアーを買いに行くことにした。来年も来たいと思い始めていたので今回よく釣れたルアーを補充しておきたかったからだ。

 ショッピングセンターに向かう道
 途中に勾配のきつい坂がある
 マナウスの街は起伏に富んでいる


10分ほど歩いてショッピングセンターの釣具屋に着いた。今回の当たりルアーだったBORA120の黄色が欲しかったのだが同色のものは欠品していた。そこで近い色のものを2つ購入した。その後フードコートの売店でソフトクリームを食べてからホテルに戻った。

 マナウアラショッピングセンター
 マナウス屈指の大型ショッピングセンターだ


 内部の様子
 日曜日の夕方で賑わっていた


 釣具店スクリ
 また来てしまった


 今回よく釣れたBORA120を追加購入した
 釣れたルアーと同色はなかったので近い色のものを購入した


 今回もソフトクリームを食べた


 メニュー
 おいしそうなものが色々あった


部屋に入ってまずゆっくりシャワーを浴びた。お湯のシャワーは久しぶりで気持ちよかった。帰国に備えて荷物のパッキングを済ませた。その後しばらく休息をとった。
夕食は19時30分からホテルのレストランでとった。脂の乗った白身魚、タンパッキーのグリルを注文した。タンパッキーは骨の多い魚だが外して料理してあったので食べやすくておいしかった。食後はバーカウンターに移動してカイピリーニャを飲んでブラジル最後の夜を締め括った。

 夕食のタンパッキーの揚げ物
 骨が外してあったので食べやすかった


 カイピリーニャ
 甘い酒だがアルコール度数が高いので飲みすぎ注意だ