4日目
5時過ぎに起きて支度を整え、朝食前に小物釣りに出かけた。魚の反応が良く、30分ほどでピラニア3匹とウアタという手のひらサイズの小型魚をキャッチすることができた。
朝食前の小物釣りで釣ったピラニア延べ竿でピラニアを釣るのが密かな夢だった(笑)
ウアタという名前の小魚岸際にたくさん群れていた
午前中の釣りは昨日最後に入った浅いプールからスタートした。ラインを目一杯出してリトリーブしていると明確なアタリがあった。太ったドラードだった。幸先の良いスタートとなった。
出発の様子一番ワクワクする瞬間だ
この日も下流へ向かった
この日のファーストキャッチ昨日最後に入ったポイントで釣った
釣り上げたドラードが吐き出した小魚こんな小さな魚も食べているのが意外だった
その後はこのプールに流れ込んでいる水路を遡航しながら釣りをした。水路の幅が少し広くなっている場所で小型のドラードが釣れた。この魚を寄せてきていると大きなドラードが襲いかかってきた。すぐにアルフレッドがルアーをキャストしたがフッキングには至らなかった。この場所では同サイズのドラードをもう1匹キャッチした。
水路を遡航して次のポイントを目指すガイドはこの辺りの水路を知り尽くしていた
小型のドラードファイト中に大型のドラードがこの魚に襲い掛かってきた
次の魚も同じくらいの大きさだった
ワイヤーリーダーを掴んでランディング綺麗な魚体だった
水路を下りながらスプーンを投げているとピラニアがヒットした。お気に入りのスプーンで釣れて嬉しかった。午前の釣果はドラード3匹とピラニア2匹だった。
なかなか良いサイズのピラニア
お気に入りのスプーンで釣った
午前の釣りを終えてロッジに戻る午後になると風が出てきた。この日も昼寝の後で1時間ほど小物釣りをした。風の影響で少し釣りにくかったが、魚の反応は良かった。尾鰭が赤い魚と鯉のような魚が釣れた。ピラニアも何種類か釣れた。午後の釣りの前にアルフレッドに魚の名前を尋ねると尾鰭の赤い魚はサバン、鯉のような魚はボガという名前だと教えてくれた。
サバン赤い尾鰭が特徴的な魚だ
ボガ鯉によく似た魚だ
腹部が黄色いピラニア
こちらは尾鰭が下を向いているピラニアピラニアにも何種類かいるようだった
午後は強風の中の釣りとなった。フライがキャストし辛かった。そんな状況でも昨日の午後3匹釣ったポイントではイメージ通りのキャストとリトリーブでドラードをキャッチすることができた。
午後は風が強くなって釣りにくかった
悪コンディションの中イメージ通りの釣りでキャッチした価値ある一匹このポイントではKJ氏が作製したフロッグタイプのルアーでピラニアを釣ることもできた。このルアーは驚くほど魚の反応が良かった。ただ、形状的にフッキングが難しく、アタックがあってもうまくフッキングできないことが課題だった。
KJ氏の自作ルアーで釣ったピラニア反応は抜群だがフッキングさせるのが難しいルアーだった
夕方になっても魚の活性は上がらなかった。朝のプールで粘ることにした。水路からの流れ込みにボートを停めた。キャストとリトリーブを繰り返していると強いアタリがあった。ボートのかなり下流で水面上に姿を見せた魚はなかなかのサイズだった。慎重に寄せてネットに収めた。これまでで一番大きい62cmのドラードだった。この日は大晦日だった。とても良い釣り納めとなった。
62㎝のドラード2017年の釣り収めにふさわしい良い魚だった
フッキングの位置もバッチリだ
釣りを終えてロッジに戻る
湿原に夕日が沈んでいくこの日は大晦日だった
夕食の後でオーナーからスパークリングワインがふるまわれた。アルゼンチンで大晦日に食べる風習のあるパンドルチェというお菓子とともに味わって年越しを祝った。
夕食の後でスパークリングワインが振舞われた
パンドルチェとスパークリングワインで年越しを祝うアルゼンチンの伝統的な風習だ
