５日目
この日はグレートバリアリーフに浮かぶ砂でできた小島、ミコマスケイへのクルージングツアーに参加した。
このツアーも７年前に参加したことがある。前回がとても素晴らしかったので、また参加することにしたのだが、今年の８月に催行会社が変更になったので少々不安を抱えたまま乗船した。しかし結論から言えばその不安は杞憂だった。船内の様子やサービス、出される料理等は昔と同水準かそれ以上のものだった。昔世話になったスタッフの顔もあったので、とても安心できた。
乗船したオーシャンスピリットⅡ号催行会社が変わったがこれまで以上に楽しいツアーだった
船は８時半に出港し、２時間ほどの航行でミコマスケイに到着した。海は穏やかで、船はまったく揺れなかった。出港前にはお茶と軽食がサービスされ、出港後は船内で当日のスケジュールや注意事項のブリーフィングがジョークたっぷりに行われた。この雰囲気だけで、このツアーを選んで良かったと思わせるものだった。
出港後の船内で行われたブリーフィングお笑い芸人のネタを聞いているかのように面白かった
ミコマスケイサンゴ礁の中央にできた砂洲だ
ミコマスケイに着いてすぐに甲板から魚の餌付けが行われた。それを見学してから支度を整えて連絡ボートに乗り、島に向かった。
魚の餌付け色々な魚が我先に投げ込まれる餌に飛びついていた
島へ向かう連絡ボート島と船の間はこのボートで往復する
ミコマスケイは島といってもサンゴ礁の中央に海流の影響でできた砂洲だ。最も高い場所でも３ｍほどしかなく、草が少し生えているだけで木は生えていない。多くの海鳥が休息や繁殖の場所として利用しているので、ごく一部の立ち入り可能エリア以外は保護区になっている。
近くから見たミコマスケイ人が立ち入れるのはロープの内側だけだ
立ち入り禁止エリア鳥たちの楽園となっている
島に渡ってからライフジャケットを借り、１時間ほどシュノーケリングを楽しんだ。透明度が高く、サンゴや魚、シャコ貝やナマコなど多くの生き物の姿を目にすることができた。水深の浅い場所にもサンゴが群生していたので間近で生き物を観察することができて楽しかった。
シュノーケリングの格好日焼け予防のサンスーツ以外はすべて無料で借りられる
シャコ貝浅い場所にもかなり大きな個体が生息していた
魚の群れサンゴをかじっていた
昼前に船に戻って早めの昼食にした。以前名物だった船内調理したフィッシュフライは姿を消していたが、市内の有名ホテルからケータリングされた料理はどれもおいしかった。特にデザートのケーキが抜群においしく、思わずお代りしてしまった。
昼食の料理好きな物を好きなだけ食べられるビュッフェ方式だ
付け合わせやサラダ一つ一つ丁寧に作られていた
皿いっぱいにとってき料理理どれもみなおいしかった
ケーキお代りするほどおいしかった
午後は半潜水艦に乗ることにしていた。朝のうちに１３時出発分の乗船整理券を確保しておいたので、その時間まで甲板でのんびり過ごした。こうしたのんびりする時間がとても幸せだった。
半潜水艦ではシュノーケリングでは行くことのできない沖合のサンゴ礁を見ることができた。たくさんの魚やサンゴの群生に目を奪われた。ガイドが懸命に探してくれたおかげでウミガメも見ることができた。
半潜水艦沖合のサンゴ礁の周囲を航行してくれる
半潜水艦の内部水に濡れずに水中散歩が楽しめる
半潜水艦から見た様子たくさんのサンゴや魚が見られた
半潜水艦から降りて再び島に向かう人も多かったが、僕は甲板でのんびり過ごすことにした。１４時半になって島に渡っていた人も全員船に戻ってきた。支度を整えた船はケアンズの港に向けて錨を上げた。
帰りはメインマストに帆を張っての航行となった。帆の力がどれだけ船を走らせているかは分からなかったが、帆走している様子を見ているのはとても気持ちが良かった。船内ではフルーツやチーズなどがサービスされた。チーズとクラッカーを見て、つい缶ビールを購入してしまった。この辺りは経営が変わって商売上手になったのだろうか（笑）
帰路は帆を上げて帆走した
船の上で飲むビール最高においしかった
近づいてくるケアンズの街楽しい時間はあっという間に終わってしまった
帰りの航行も順調で揺れることはまったくなかった。船は定刻の１７時に港に戻った。下船時はスタッフ全員で見送ってくれた。
前日の夕食のシーフードがとてもおいしかったので、この日もシーフードレストランに行くことにした。エスプラネードにちょっと寄り道をして、ロウプラウンの並びのバーナクルビルズ（Barnacle Bills）に予約を入れてからホテルに戻った。
今回の旅行最後の夕食だったので、少し奮発して前菜に生ガキ、魚料理にエビをチョイスしてメインの肉料理はラムのフィレにした。この店の料理はどれも丁寧な味付けでおいしかった。食後のデザートは大いに迷ったが、好物のパンナコッタにした。もっちりとした食感がとても僕好みだった。
バーナクルビルズ老舗のシーフードレストランだ
生ガキ牡蠣はタスマニア産だった
ガーリックシュリンプクリームソース仕立てだったのは意外だった
ラムフィレ肉のグリルオーストラリアはラム肉も名物だ
パンナコッタこの日注文した料理は全部おいしかった
