5日目
この日はブラックウォーターまでの移動日だった。飛行機に3回乗るので乗り継ぎが支障なくできるか少し心配だった。
アーミデールからシドニーに戻る便が早朝6時半の出発だったので、この日も5時に起きた。チェックインの際にフロントで5時半にタクシーを手配しておいたので、手配時刻の少し前からモーテルの前に出てタクシーを待った。辺りには朝霧が立ち込めていた。アーミデールは朝霧が出やすい町だと黒沢氏が言っていたことを思い出した。予約時刻を10分ほど過ぎて少し気を揉み始めた頃タクシーがやってきた。空港までは10分もかからなかった。早朝の空港はひっそりとしていた。
モーテルの前でタクシーを待つ街には朝霧が立ち込めていた
オーストラリアのタクシー電子メーターで明朗会計なので安心して乗れる
朝のアーミデール空港人気が少なく静かだった
空港にも霧がうっすらと立ち込めていたが離陸には問題無いようだった。飛行機は定刻の6時半にシドニーに向けて離陸した。シドニーまでは復路も80分ほどのフライトだった。シドニー空港到着前に機窓からシドニーの市街が見えた。有名なオペラハウスやハーバーブリッジをはっきりと見ることができた。
薄暗い中、飛行機に乗り込むこのくらいの霧なら離陸には問題無いようだ
空から見たシドニーの街空から見るオペラハウスやハーバーブリッジも素敵だった
シドニー空港ではカンタス航空のターミナルで荷物を受け取り、ヴァージン航空のターミナルに移動してエメラルドまでの搭乗手続きをおこなった。以前、シドニーからウルル（エアーズロック）に向かう際にヴァージン航空のチェックインカウンターが混雑していて搭乗時刻のぎりぎりまで待たされた苦い経験があったので、ここでの手続きが一番の懸念事項だった。この日も多少混んでいたがそれほど時間はかからなかった。難関がクリアできてほっとした。
ヴァージン航空のチェックインカウンターここでは以前ものすごく待たされたことがある
ブリスベン行きのヴァージン航空の機材主要路線なので大型の飛行機だった
タラップを上がって後方のドアから搭乗した日本ではあまりできない体験だ
シドニー空港を10時に離陸して90分のフライトで10時半にブリスベンに着いた。計算が合わない感じだが、オーストラリアは州ごとに標準時が異なる。シドニーのあるニューサウスウェルズ州とブリスベンのあるクイーンズランド州では夏場は1時間の時差があるのだ。ブリスベンの空港で早めの昼食をとり、正午過ぎの便でエメラルドに向かった。エメラルド空港には13時半に着いた。
機窓からみたブリスベン空港オーストラリアの空港はどこも敷地が広い
カースルジュニアサンフランシスコ発祥のバーガーチェーンだ
ビッグバーガーコンポこれが一番小さなバーガーだった
エメラルド行きの航空機小型だがジェット機だった
オーストラリアの広大な大地
空から見たエメラルド空港
エメラルド空港ここも小さな空港だった
空港にはサザンサラトガ釣りのガイドをお願いしたポールが迎えに来てくれていた。荷物を受け取り、簡単な挨拶を済ませてポールの車に乗り込みブラックウォーターの町を目指した。ポールはMackay Fly & Sportfishingを経営しながらフライフィッシングスクールの講師も務めているフライフィッシングのエキスパートだ。ガイド業はソルトウォーターもフレッシュウォーターもこなすが、とりわけサザンサラトガの釣りは彼自身も大好きな釣りだという。車中で釣り場の状況を聞くと、この日の朝も様子見で竿を出し、サザンサラトガが数匹釣れたと話しと話してくれた。また、この湖にはキャットフィッシュがたくさん生息していてフライに良く反応するとのことだった。ポールはキャットフィッシュが好きではないようだった。サザンサラトガ釣りの邪魔になるし、鳴くし、ヌメヌメするし、臭いしとキャットフィッシュの悪口を言っていた。僕はキャットフィッシュも大好きなので、キャットフィッシュがよく釣れるという話を聞いて嬉しかった。ポールにそのことを告げたが、彼はなぜあんな魚が好きなのか理解できないといった表情だった。
エメラルドからブラックウォーターまでの距離は75㎞だった。1時間ほどのドライブでブラックウォーターの町の中心部にあるカプリコンホテルに到着した。ホテルといっても構造は平屋造りのモーテルだった。このホテルにはレストランとパブが併設されていたので、食事とビールには全く不自由しなかった。この日は早めに就寝した。
陸路でブラックウォーターを目指す走りやすい幹線道路だった
道と平行して鉄道も走っている運搬されているのはこの地域で産出される石炭だ
ブラックウォーターの街の看板炭鉱の街なので中央には炭鉱夫、そして右にはサラトガも描かれている
宿泊したカプリコンホテルレストランとパブが併設されているので快適に過ごせた
宿泊棟目の前に車を停められるようになっていた
室内の様子簡素だが調理家電や食器もあって便利だった
レストランステーキとピザが中心の店だった
フィッシュ&チップスボリュームたっぷりで味も良かった
デザートこちらもボリュームたっぷりだった
