滞在２日目は市内で所用を済ませ、３日目は早朝から地方のダム湖へ向かった。カスープ（ニゴイの一種）を狙うためだ。
朝４時にホテルを出て西へ車を走らせた。２時間ほどのドライブで、目指すケンカチャンダムに到着した。道沿いの屋台で朝食を済ませ、さらに未舗装路を１時間近く走って湖沿いにある舟を出してくれる漁師の家に向かった。
バンコクの南西約８０キロのところにあるケンカチャンダム湖タイではリゾート地として有名な場所らしい
船外機の着いた小舟に乗り、カスープの釣れるインレットを目指した。ケンカチャンダム湖は浅く広い湖だった。３０分以上舟に揺られてポイントに着いた。移動中に周囲の景色を眺めているのも楽しかった。
漁師の小舟でポイントを目指す湖面から見る周囲の景色も目新しくて新鮮だった
狙うポイントは川幅２０メートルくらいのそれほど深くない流れだった。まるでニュージーランドでトラウトを狙うような雰囲気の流れだった。
カスープ釣りのポイント流れの感じはニュージーランドの河川によく似ていた
長靴で立ち込んでいるあたりがタイらしい！？
トップに出るというので、まずはポッパーを投げて様子を見た。魚の着き場が分からないので幅広く探っていると、流芯の脇のやや流れの弱くなったところで反応があった。何回か反応はあるのだがフッキングには至らなかったので、ストリーマーを引いてみることにした。すると数投でアタリがありカスープをキャッチすることができた。小型だったが初めての釣果が嬉しかった。
ストリーマーを引いてキャッチしたカスープ小型だが引きは強かった
自然河川での初釣果に顔がほころぶ
スメットはルアーで同じような流芯脇のポイントを攻め、見事に良型のカスープをキャッチした。大型のポッパーが効果的なようだった。その後も同じポイントで立て続けに２匹をキャッチしていた。
ポッパーに出た良型のカスープこのサイズがトップで釣れれば面白い
スメットは同じポイントで立て続けにキャッチアピールが強いルアーが効果的なようだった
僕もポッパーに変えて二匹目を狙ったが、フライで投げられるサイズのポッパーではアピールが弱いのか、数回チェイスはあったがフッキングには至らなかった。
昼過ぎまで釣りをして、いったん漁師の家に戻って食事を摂ることにした。
昼食のために漁師の家にいったん戻った漁師の家は電線も通っておらず、携帯も通じない場所だった
メニューはティラピアの素揚げと鶏肉と野菜の炒め物、キノコのスープ。どれも自分の家で調達した食材を使った献立だった。シンプルな料理ばかりだが、素朴な味でとても美味しかった。
漁師の家で出してくれた昼食まさに地産地消の献立
どれも素朴な味だがすこぶる美味しかった
午後は湖でチャドー(雷魚)を狙うことにした。舟を進めながらカエルを模したルアーを岸際の潅木際等に投げて魚を誘った。残念ながら反応はなかったが、普段やらない釣り方でとても新鮮な体験だった。
昼食後はチャドーを狙って浅場を攻めた釣果はあがらなかったが楽しい体験だった
終日舟を出してくれた漁師さん一見ぶっきらぼうだがとても暖かくもてなしてくれた
