１日目（午後）
次に向かったのはボマー養魚場から車で１５分ほどの所にあるパイロット１１１という管理釣り場だ。これまで見物に立ち寄ったり、釣り場の食堂で昼食をとったりしたことはあったが、竿を出したことはなかった。今回はいつもと違う釣り場でも釣りをしてみたいと思い、竿を出してみることにした。
パイロット１１１ボマー養魚場の近くにある
この管理釣り場には池が１０面ほどあり、それぞれに入っている魚種が異なっている。メインはバラマンディとチャドー（雷魚）だが、他に各種のナマズやパクー、ナイフフィッシュなども入っている。今まで釣ったことのないチャドーとナイフフィッシュを狙うことにした。
釣り場の様子池によって入っている魚種が異なっている
まず一番奥のチャドーが多く入っている池に向かった。池の様子を窺うと水面下を何匹ものチャドーがのんびり泳いでいるのが見えた。タイの外来魚管理釣り場で実績の高い黒のコーンヘッドゾンカーを投げたところ、数投目でアタリがあった。ファイトは想像していたよりスピーディーでトルクのあるものだった。キャッチしたのは６０ｃｍほどのチャドーだった。艶かしい体色が印象的だった。もっと苦戦することを覚悟していたのだが、拍子抜けするほどあっさり釣れたので少し驚いた。初物のチャドーが釣れたので管理釣り場とはいえ嬉しかった。
初めてキャッチしたチャドー拍子抜けするほどあっさり釣れた
黒のコーンヘッドゾンカー大型淡水魚で実績抜群のフライだ
これは爆釣モードかと思ったが、それほど甘くはなかった。少しすると反応が無くなってしまった。フライに飽きたのか警戒心が高まったためだろう。
打開策としてスメットがバケツで水を撒いてくれた。すると餌やりと勘違いしたのか、魚の活性が一気に高まりフライへの反応も良くなった。しかし、これも数回繰り返すと魚が慣れてしまい、すぐにフライに反応しなくなってしまった。
そこで、この池を休ませて隣の池で釣りをすることにした。こちらの池でも同じ作戦をとったところ、バラマンディが立て続けに釣れた。しかし、こちらでも数匹釣るとやはり反応が乏しくなってしまった。
隣の池ではバラマンディが釣れた仕方ないので元のチャドーの池に戻った。水を撒くと、また少しの間は反応が良くなり、何匹かのチャドーをキャッチできた。休憩を挟みながら、この釣り方を二つの池で交互に繰り返して２時間ほど釣りを楽しんだ。その結果、１４時に釣りを終えるまでに８０ｃｍ近い良型のチャドーを含め２０匹程の魚をキャッチすることができた。タイの管理釣り場はスレている場所が多いと聞いていたので、初めての管理釣り場でこれだけの結果が出せて満足だった。気分良くホテルに向かうことができた。
この釣り場の魚も良く引いた何が釣れてくるか分からないのも楽しい
こちらはアジアンキャットフィッシュ長い髭が特徴的だ
良型魚をかけたが水車の杭にラインを巻かれてしまったスメットがボートで外しに行ったがキャッチできなかった
この日最大のチャドー体色が何とも艶かしい
歯が鋭いのでフライを外す時は要注意だ
スメットと記念撮影
