2日目午前
この日は昼過ぎまでメコンオオナマズが釣れる管理釣り場、ブンサムランでナマズを釣り、その後バンコク郊外のエビの釣り堀でエビ釣りと釣ったエビを使ったタイ料理を楽しむ予定になっていた。
迎えに来たスメットの車でホテルを６時に出発してブンサムランに向かった。ブンサムランは以前はバンコク市内にあったが周辺の宅地化が進んだことで昨年春にスワンナプーム国際空港の近くに移転していた。移転先のブンサムランを訪れるのは僕も初めてだった。ブンサムラン近くの屋台で朝食用にムーピン（豚肉の串焼き）を購入し、7時半にブンサムランに到着した。
ブンサムランに向かう道2017年春にバンコク市内から少し離れた場所に移転した
ムーピンの屋台朝食用にたくさん買い込んだ
入り口横に置かれたメコンオオナマズの像ユーモラスな表情をしていた
新しくなったブンサムランは以前と似た造りだったが、設備はずっとよくなっていた。コテージにはエアコンの効いた宿泊もできる休憩スペースとトイレとシャワーがあり、冷蔵庫と液晶テレビが完備されていた。さらにWi-Fiも無料で利用することができた。
入り口
入ってすぐ左側に受付がある
日本語の案内も出ていた
釣り場のルール
コテージに向かう通路釣り場のつくりは以前と同じだが設備は一新されていた
コテージの休憩スペースエアコン完備でベッドもあった
トイレとシャワーもついていた
エアコンの効いた食堂コテージに出前を取ることも可能だ
売店冷たい飲み物や菓子などが売られていた
屋台で買ってきたムーピンをつまみに朝からハイネケンを飲みながら、スメットがタックルと餌を準備してくれるのを待った。
仕掛けを準備するスメット
その間にビールとムーピンで朝食ここでの釣り方は練り餌を使ったブッコミのウキ釣りだ。置き竿にして魚が餌を咥えるのを待ち、ラインが十分引き出されたタイミングで合わせてファイトを始めるスタイルだ。
仕掛けを投入してアタリを待つここでの釣りはのんびりしている
釣り始めて10分ほどで最初のアタリがあった。この日はK氏がメコンオオナマズを釣り上げるまでK氏に釣ってもらうつもりだったので、K氏にファイトするよう促した。K氏は最初はナマズ特有のトルクフルな引きに戸惑っていたが、なんとかキャッチすることができた。釣れたのはメコンオオナマズより小ぶりのストライプドキャットフィッシュ（プラースワイ）だった。
ナマズとの初ファイトに奮闘するＫ氏
プラースワイウォーミングアップにはちょうど良い相手だった
すぐにまた魚がヒットした。釣れたのはアジアンジャイアントカープ（パーカーホ）だった。それほど大きくはなかったが、数が少なくて釣るのが難しいパーカーホが釣れてスメットも僕も大喜びだった。だが釣った本人のK氏はこの時点ではパーカーホの希少性が今ひとつわかっていないようだった。
すぐに次の魚がヒットした
なんと釣れたのはパーカーホだった次にかかった魚の引きは強烈だった。魚の最初の走り方を見ただけでスメットがメコンオオナマズだと断言した。コテージの近くに寄ってくるまでに10分以上かかった。近くに寄ってきても抵抗をなかなか諦めず、ランディングするまでにさらに10分近くかかった。釣れたのは160㎝オーバーの良型のメコンオオナマズだった。K氏はヘトヘトになりながらもとても嬉しそうだった。
3匹目はこれまでとは比べ物にならない引きの強さだった
本命のメコンオオナマズをキャッチ添い寝ポーズで写真に納まるＫ氏
スメットと一緒に記念撮影それからは僕も釣りに加わった。最初に釣れたのはプラースワイだった。最近は大物釣りの経験を色々積んでいるので、十分余裕をもってファイトできるサイズだった。
僕も釣りに参加久しぶりのナマズの引きを楽しみながらファイトした
プラースワイそれほど大きくはないがそれでも引きはそれなりに強い
その次に掛かった魚は合わせた瞬間から良型のメコンオオナマズだとわかる強い引きだった。近くまで寄せてからも強い抵抗を何回も繰り返した。ネットインするまで15分ほどかかった。体長は150㎝ほどだったが、よく太った重たい魚だった。久しぶりの大型魚とのファイトがとても心地よかった。
良型のメコンオオナマズ抱きかかえるのも結構大変だ
ナマズのアタリを待つ間にテンカラ竿に魚肉ソーセージを付けて小魚を狙ってみた。一回だけフッキングしたが最初の引きでフックを伸ばされてしまった。その後は残念ながら無反応だった。
合間にはコテージの裏手で小物釣り残念ながら釣れなかった
朝から大物とのファイトが続いてお腹が空いたので11時に昼食にした。ブンサムランのレストランにカオパッドムー（豚肉の炒飯）を注文し、コテージまで出前してもらった。ライムを絞り、ナンプラーをかけて食べると抜群においしかった。
昼食のカオパッドムー昼食後も釣りは好調で、この日は良型のメコンオオナマズがよく釣れた。僕が2匹目に釣った魚はとても重たく、一人で抱き上げることができないほどだった。14時までに二人でメコンオオナマズ6匹、パーカーホ1匹、プラースワイ3匹、ティラピア1匹を釣り上げることができた。満足してブンサムランを後にした。
この日一番の良型重たすぎて一人では持ち上がらなかった
ファイト中のＫ氏次第にコツをつかんできた
メコンオオナマズを抱きかかえて記念撮影
この日はメコンオオナマズがよく釣れた
30㎝ほどのティラピアたまにはこんな魚も釣れる
メコンオオナマズの引きに耐えるＫ氏すっかりナマズ釣りの魅力にはまったようだ
この日最後の一匹よく釣れた日だった
