1日目
出発は6月4日。搭乗便の出発予定時刻は10時50分だったが、チェックインに時間がかかるという話を聞いていたので8時に羽田空港に着けるよう6時に家を出た。
8時前に羽田空港の第3（旧国際線）ターミナルに着いた。搭乗便のチェックインは既に始まっていた。カウンター前には数十人が並んでいた。時間がかなりかかりそうだった。辺りを見回すと反対側のチェックインカウンターにオンライン事前渡航書類確認利用者用の窓口が設けられていた。こちらのカウンターはガラガラだった。渡航書類の事前確認は済んでいたのでこちらのカウンターに向かった。全く待たずにチェックインと荷物の預け入れを終えることができた。
羽田空港第3ターミナルそれほど人は多くなかった
チェックインカウンターには行列ができていたコロナ前より一人一人に時間がかかっているようだ
オンライン事前渡航書類確認が済んでいる者専用のカウンターがあった
こちらのカウンターはガラガラだった搭乗までまだ時間がたっぷりあった。まず朝食をとろうと思いターミナル内のレストランフロアに向かった。以前は大勢の客で賑わいを見せていたフロアだがほとんどすべての店が閉まっていた。ゴーストタウンのようだった。なかには昼からオープンする店もあったが廃業してしまったり長期臨時休業中だったりする店舗も多かった。コロナの影響を目の当たりにした。早めに出国して搭乗ロビーで朝食をとることにした。
第3ターミナルのレストランフロアゴーストタウンのようだった
出国手続きはとてもスムーズだった。出国エリアに出ると多くの外国人の姿が目に付いた。日本を出国した者だけでなく乗り継ぎで羽田空港を利用している者も多いようだった。ブランド店は大半が営業しており免税店は買い物客でかなり賑わっていた。ところが食事をとれる店はカフェ＆バーとうどん屋とタコ焼き屋しかやっていなかった。カフェ＆バーでビールとホットドッグを食べたが注文するまでに40分、出来上がるまでに20分もかかった。かなり待ったが久しぶりに海外便搭乗前に飲むビールはおいしかった。
出国エリアのブランド店は大半が営業していた
免税店は買い物客でにぎわっていた
飲食店は3店舗しか営業していなかったので行列ができていた
朝食をとったカフェ＆バー
ホットドッグと生ビールの朝食出国して飲むビールの味は格別だ
バンコク行きの全日空機は11時に羽田空港を離陸した。座席は7割程度埋まっていた。離陸後2時間ほどすると機内食が配られた。機内食を食べるのも久しぶりだった。その後タイの入国書類が配られた。外国に行く実感がいよいよ高まった。
バンコク便の搭乗カウンター
機内の様子座席は7割ほど埋まっていた
機内食2年半ぶりに食べた
デザートのアイスクリーム新幹線のアイス並みに硬かった
タイの入国書類記入するのは久しぶりだ
書式が少し変わっていた
搭乗機は定刻より45分も早い14時45分にバンコクのスワンナプーム国際空港に着陸した。15時に降機して空港に一歩入るとスワンナプーム国際空港特有の花のような香りがした。懐かしい香りだった。
スワンナプーム国際空港建物内に入ると懐かしい花の香りがした
空港内を入国審査場に向かって進んでいくと、途中にタイランドパスのチェックポイントが設けられていた。ここでパスポートとスマホのタイランドパスの画面を見せた。係員が氏名を照合して胸元にシールを貼ってくれた。確認はとても簡単なものだった。
タイランドパスのチェックカウンター確認はとてもスピーディーだった
確認ができると胸にシールが貼られたそのまま入国審査場に進んだ。入国審査場の前にある検疫のゲートで体温をチェックしていたが問題なく通過することができた。入国審査はこれまでと全く変わりなかった。降機後20分で入国を終えることができた。コロナ前より速いくらいだった。預け入れ荷物受取場所にあった両替窓口で円をバーツに両替した。空港内はレートが悪いので両替額はバンコク市内に出るタクシー代程度にとどめておいた。その後預けていた荷物を受け取って到着ロビーに出た。ロビーはかなりの人出だった。2階の到着フロアから1階に降りてパブリックタクシーの乗り場に向かった。空港の建物から一歩出るとむっとした暑さが身体にまとわりついてきた。タイに来たことを身体で実感した。
預け入れ荷物受取カウンター降機して20分で荷物が受け取れた
コロナ前より早いくらいだ
到着ロビー出迎えの人で混雑していた
タクシーでバンコク市内のホテルに向かった空港からバンコク市内のホテルまでは50分ほどかかった。ホテル近くのスクンビット通りは渋滞がひどかったが、その分車窓から雑踏感あふれるバンコクの街並をゆっくり眺めることができた。見るものすべてが懐かしくて楽しかった。ホテルには16時20分に着いた。
タクシーの車内運転手は英語がほとんど通じなかったが問題なかった
バンコク市内の様子皆がマスクをしている以外は以前と変わりなかった
宿泊したホテルはスクンビット通りのソイ41にあるアデルフィグランデだ。2009年のオープン当時から利用している僕の定宿だ。サービスアパートメントタイプのホテルなので部屋に電子レンジや洗濯乾燥機が設置されている。数年ぶりの利用だったがトイレが温水便座タイプになっていたのには驚いた。
宿泊したアデルフィグランデ僕の定宿だ
客室キングサイズのベッドの寝心地が最高だ
洗濯乾燥機があるのが便利だ
旅先ではシャワーだけで十分なのでバスタブなしの部屋に泊ったトイレはシャワー機能付きだった
部屋から見た風景高層ビルが林立している
荷物を部屋に置き街に出た。行き交う人たちがみなマスクをしていることを除けば町の様子はコロナ前とほとんど変わっていなかった。ただ、馴染みの店が何軒か閉店していた。コロナが原因とは限らないが少し寂しい気がした。
まず両替をした。両替はプロンポン駅に隣接する高級ショッピングモール、エムクオーティエの地下にあるスーパーリッチでおこなった。レートの良い人気店なので行列ができていた。20分近く待たされた。
夕食はプロンポン駅脇の屋台でカオマンガイを食べた。バンコクを訪れる度に食べに行っているお気に入りの店だ。相変わらずとてもおいしかった。隣の露店でザクロジュースを飲み、いったんホテルに戻って両替した現金を部屋に置いてマッサージに出かけた。本場のタイマッサージを2時間施術してもらった。身体がしっかりほぐれたてとても気持ち良かった。帰りにコンビニに立ち寄って缶ビールを買って帰った。無事にバンコクに来られたことを祝って一人で乾杯した。
夕食をとったカオマンガイの屋台
プロンポン駅の脇で夜だけ営業している行列ができる人気店だ
カオマンガイ鶏のスープで炊いたご飯がとてもおいしい
食後にザクロジュースを飲んだ
タイマッサージ店マッサージスクールが運営している店なのでマッサージ師の腕は確かだ
タイの缶ビール1缶120円くらいだ
