4日目
6時出発の予定だったので5時30分にアラームをセットして寝ていたところ、5時にスメットに起こされた。現地はこの日も風が強い気象予報だったので昨日のダム湖ではなく別のダム湖に行くことにしたという。すぐに身支度を整えた。コテージに併設されたレストランでクッキーとインスタントコーヒーの軽い朝食をとって車に乗り込んだ。
朝食はコテージに併設されたレストランでとった
インスタントコーヒーとクッキーで朝食を済ませた3時間ほど走って目的のダム湖に着いた。昨日の湖と比べて小さな湖だった。風はあったがそれほど強くはなかった。
200㎞ほど離れたダム湖に向かった
バンコク周辺と違って交通量が少ない
幹線道路からわき道に入ったそろそろ目的地だろうか
この日の釣り場昨日釣りをした湖よりかなり小さかった
この湖には釣りガイドがいない。スメットの操船で釣りをすることにした。スメットが知り合いの漁師から舟を借りた。ガソリンは近くのビーチの売店で購入した。出船準備を終え、スメットの操船で対岸のポイントを目指した。
スメットが知り合いの漁師に船を借りた
湖岸の売店ここでガソリンと昼食を調達した
舟のガソリンタンクに給油するスメット操船は車の運転ほどは得意ではなさそうだった
出船すると思いのほか風が強く波も結構大きかった。湖を横断するのは難しい状況だった。対岸のポイントを釣るのをいったん諦めた。湖岸の岩礁帯に接岸した。この岩礁帯で岸から釣ってみたが反応はなかった。ビーチの売店で作ってもらったカオパッドを食べながら風がおさまるのを待った。
湖の対岸のポイントを目指して出船する
スメットが真剣な表情で操船していた沖に出ると風がかなり強かった
対岸に渡るのを諦めて岩礁帯に接岸した
岩礁帯で岸から釣りをしたが反応はなかった
早めの昼食にカオパッドを食べた風はおさまるどころか強さを増してきた。風と波がこれ以上ひどくなる前に船着き場に戻ることにした。スメットも僕も舟の扱いに慣れていない。風が吹きつけてくる岩礁帯から出船させるのは大変だった。四苦八苦しながらなんとか舟を離岸させた。スメットが慎重に操船して船着き場に戻った。無事に戻ることができて二人で安堵した。
船着き場に戻ることにした風の当たる岩礁帯から離岸するのがかなり大変だった
慎重に操船するスメット
無事に船着き場に戻ってこられたこの状況ではこの日の釣りは中止せざるを得なかった。この地域は翌日も風が強い予報だった。予定より1日早くバンコクに戻ることにした。釣り道具をしまって10時半過ぎにダム湖を出発した。
一日予定を早めてバンコクに戻ることにした
この辺りは標高が高いので景色がバンコク周辺とは全然違った釣り場を出て1時間半ほど走った時だった。スメットが自分のロッドが車内に見当たらないことに気付いた。一番お気に入りのロッドだった。舟の中に置き忘れてきたようだ。舟を貸してくれた漁師に連絡を取りたかったが携帯がつながらなかった。ダム湖まで引き返すことにした。
スメットがロッドを釣り場に忘れてきてしまった湖に引き返すことにした
ロッドが気がかりだがスピードは出せない13時半にダム湖に戻った。すぐ舟の中や周囲を探したがロッドは見つからなかった。そこで舟を貸してくれた漁師の家を訪ねて聞いてみることにした。ロッドは漁師が保管してくれていた。スメットがほっとした表情で車に戻ってきた。
湖に着いて船の中や周りを探したがロッドは見当たらなかった
漁師の家を訪ねたロッドは漁師が保管しておいてくれていた
安心した様子でスメットが戻って来た再度バンコクを目指して出発した。バンコクまでは約400㎞の道のりだった。途中何回か休憩しながら車を走らせた。タイでは幹線道路沿いに大型のガソリンスタンドがある。こうしたガソリンスタンドは敷地内に大人数が利用できる清潔なトイレやコンビニ、食堂などが併設されている。休憩場所は困らなかった。バンコク近郊では高速道路を通行した。高速を降りてバンコク市内に入ってから渋滞に巻き込まれたが18時30分にホテルに着くことができた。
再びバンコクを目指して車を走らせるタイでトンネルを通るのは珍しい
幹線道路沿いのガソリンスタンド休憩場所に最適だ
コンビニや食堂が併設されている
トイレも大きくてきれいだ
バンコクが近づくにつれて交通量が増えてきた
車の中でも水分補給は欠かせない
高速道路の入口バンコクまであともう少しだ
高速道路は空いていただがバンコク市内は渋滞していた
ホテルに戻ってすぐに街に出た。この時期のバンコクは19時ごろまで明るい。タイマッサージで身体をほぐし、夕食は昨日と同じイムチャンでパッタイを食べた。
ホテルから夕食をとりに街に出る19時近くてもまだ明るかった
夕食はイムチャンでパッタイを食べた
ホテルの部屋に戻って缶ビールを飲んだこの日のビールはちょっと苦かった
