6日目(2)
ワットアルンから渡し船で王宮地区に戻り、船着き場から徒歩でワットプラケオに向かった。スメットは車に戻って待機することになった。彼は連日の長距離運転や釣りのガイドで少し疲れているようだった。今回のガイドがコロナパンデミック後初めての仕事だったのでその緊張もあるのだろう。
渡し船の船着き場から10分以上歩いてワットプラケオの入口に着いた。入口前では体温の確認が行われていた。検温をパスしてワットプラケオの敷地に入るとチェックインカウンターが設けられていた。ここでは氏名、居住国、電話番号の記入を求められた。これらが済んでやっと入場券を購入することができた。
ワットプラケオの入口まで10分以上歩いた
ワットプラケオと王宮の入口入場前に体温チェックがあった
チェックインカウンターで氏名と居住国と連絡先を記入したワットプラケオはタイ仏教の総本山で、タイで最も格式の高い寺院だ。本尊がエメラルド(本当はヒスイだが)でできていることからエメラルド寺院とも呼ばれている。
入場ゲートでチケットを見せてワットプラケオの境内に入った。ワットプラケオに参拝するのは10年ぶりだ。まず本堂に入って本尊にお参りをした。本堂には多くの参拝客がいた。
ワットプラケオの本堂とても立派な建物だ
正面から見た様子
本堂の内部堂内での撮影は禁止されていた
本尊エメラルド(実際はヒスイ)で作られた仏像だ
本堂の周囲にはガルーダ像が並んでいるその周りの装飾も美しい
本堂参拝後は仏塔や装飾を見学しながら境内を散策した。炎天下持ち歩いていたせいかスマホが熱を持って画面が暗くなってしまった。スマホが故障すると帰国にも影響するので写真撮影は最低限にとどめた。僕自身も暑さで疲れを感じてきたので30分ほどの滞在でスメットの待つ車に戻った。
プラシー・ワタナ・チェディ(左)とプラ・モンドップ(右)黄金の仏舎利塔と経堂だ
プラサート・プラ・テープ・ビドンタイ様式とクメール様式の混在したユニークなお堂だ
プラ・スワンナ・チェディ細かな装飾が施された美しい仏塔だ
根元には仏塔を支えるヤック（鬼神）とモック（猿神）の装飾がある
プラ・カンターララート堂モザイク装飾の美しいお堂だ
鐘楼
門の両脇には悪霊から寺を守るためにヤックが立っている
僕の大好きなキャラクターだ
チャクリー・マハ・プラサート宮殿歴代の王様の遺骨が安置されている
ドゥシット・マハ・プラサート宮殿国王の戴冠式で使われる宮殿だ
出口近くのチェックアウトカウンターでも氏名・居住国・連絡先を記入した
王宮を出てスメットの車まで歩いた3寺院の参拝を終えエラワンプームに向かった。エラワンプームはバンコクで一番霊験あらたかと言われているプーム（祠）だ。僕もその霊験にあやかろうとバンコクを訪れた際は必ずお参りしている。王宮地区から30分ほどでエラワンプームに着いた。ここでスメットと別れ、後は単独行動することにした。エラワンプームでは敷地内の売店で蝋燭と線香と花の供物セットを買い、祀られているヒンズー教の神ブラフマーの周囲に設けられた祭壇に供えた。そしてバンコクに来られたことに感謝し、また再び訪れることができることを祈念した。
エラワンプームバンコクで最も霊験あらたかと言われている祠だ
ヒンズー教の神ブラフマーが祀られている
供物は奥の売店で購入できる
蝋燭と線香と花の供物セットブラフマーの周囲の祭壇に供える
タイ舞踊の奉納も行われている時節柄ダンサーもマスクをしていた
お参りを終えると時刻は13時半だった。お腹が空いたのでエラワンプーム近くのショッピングモール、アマリンプラザのフードコートに向かった。ここではカオナーペット(家鴨肉のせご飯)を食べた。甘めのタレが絡んだご飯がとてもおいしかった。さらにデザートに大好物のカオニャオマヌアン(マンゴーの餅米添え)を注文した。60バーツととても安かった。
アマリンプラザのフードコートおいしそうな店が並んでいた
このスチームダックの店で注文した
カオ・ナー・ペット(家鴨肉載せご飯)甘辛いたれがおいしかった
カオニャオ・マヌアンも食べたマンゴーと餅米の組み合わせは一見奇妙だが相性抜群だ
その後はMRT（高架鉄道）に乗ってマーブンクローン（MBK）センターに行った。MBKセンターは庶民的な大規模ショッピングモールだ。東京で言えば上野アメ横と秋葉原が一緒になったような場所だ。以前は東急デパートが入店していたがコロナの影響で撤退し、かわりにドンキホーテが入店していた。3階フロアには土産物やTシャツを売る小さな店がたくさん入店していたが半分近くは閉まっていたり店が無くなっていたりした。逆にスマホやゲームなどを扱っている店が集まっているフロアはとても賑わっていた。買い物はしなかったがこうした様子を見て歩くのが面白かった。
スメットと別れた後はBTS（高架鉄道）で移動した
MBKセンター東京で言えば秋葉原とアメ横を足したような場所だ
MBKセンターを散策した後はMRTでホテル最寄りのプロンポン駅に戻り、駅近くのショッピングモールで食材の買い出しを済ませてから行きつけの店でタイマッサージを受けた。たくさん歩いて足が張っていたのがマッサージ後はとても楽になった。
プロンポン駅前の屋台のミカンジュース甘さと酸味のバランスが良い
夕食はプロンポン駅に直結している高級ショッピングモールエムクオーティエの地下のフードコートで食べた。連日タイ料理が続いていたのでタイ料理以外のものにしようと思いインド料理を食べることにした。バンコクの老舗店ロイヤルインディアのブースでチキンビリアニを注文した。本場の味付けでとてもおいしかった。
夕食をとったエムクオーティエのフードコートバンコクの人気店がブースを出している
ロイヤルインディアインド料理の老舗だ
チキンビリアニ本格的な味でとてもおいしかった
