7日目(1)
この日は午前中バラマンディの養殖池で釣りをして、昼にはえびの釣り堀でエビを釣ってその場で調理してもらって食べ、夕方サムティヴェート病院でPCR検査の結果を受け取ってホテルに戻る予定だった。
5時30分に起きてホテルのロビーに降りた。既にスメットの車が停まっていた。声をかけると浮かない顔をしている。昨日の夕方自宅にいた時に腰を痛めてしまったと話してきた。状況を聞くとぎっくり腰をおこしたようだ。歩くのもかなり辛そうだった。運転するのは問題ないというので大変そうだったがこの日もガイドしてもらうことにした。
ホテルから1時間半ほどでボマー養魚場に着いた。バンコクに来るたびに釣りをしている馴染みの養魚場だ。池の様子は以前と変わっていなかった。
6時前にホテルを出てバラマンディの養魚場に向かう渋滞を避けるため早めに出発した
途中の屋台でムーピンを買うスメットスメットも僕もムーピンが大好きだ
ボマー養魚場100面以上の池を持つ大規模養魚場だ
池の脇に立てたパラソルの下で食事をとったここでは朝の給餌が済んでから釣りをさせてもらえる。指定された池の給餌がまだだったので先に朝食をとった。この日の朝食もスメットの奥さんに弁当をお願いしてあった。おかずはマッサマンカレーとグリーンカレーと玉子焼きだった。バナナの入ったちまきも作ってくれた。これに来る途中で買ったムーピンも加わってとても豪華な朝食となった。
スメットの奥さんが作ってくれた弁当この日のおかずはグリーンカレーとマッサマンカレーと玉子焼きだ
バナナの入ったちまきも作ってくれた朝食後スメットには横になっていてもらった。タックルを準備していると給餌が終わった。
腰痛でダウンするスメット2年ぶりの釣りガイドで緊張と疲れがたまったせいもあるだろう
給餌かなりたくさんの餌を撒いていた
この日のタックルは以下の通りだ。
フライタックル
ロッド ：SAGE Launch 990-4（9ft 9# 4pc）
リール ：SAGE 1880
ライン ：ボーンフィッシュ用インターミディエートライン
リーダー：ナイロン 30lb 30cm + ナイロン60lb 150cm
ルアータックル
ロッド ：テイルウォーク NAMAZON S674MH（MHアクション 6ft7in 4pc）
リール ：DAIWA LEGALIS LT 4000D-C
ライン ：PE4号
リーダー：ナイロン60lb 100cm
フライは、以前はコマーシャルフライを使っていたが今回は自分で巻いたフライを用意してきた。ルアーは釣り仲間でルアービルダーのKJ氏のものを使用した。
この日使ったフライパターン自作のフライを使った
ルアーはKJ Baitsのものを使った帰国後撮影したので魚の歯形がたくさんついている
まずフライで釣り始めた。数投で最初のアタリがあった。久しぶりのバラマンディの引きは強烈だった。時折ジャンプしながら激しく抵抗するバラマンディとのやり取りがとても楽しかった。フライパターンを変えてもアタリは途切れなかった。ただ色によって反応が多少違うようだった。この日は青色のフライが好反応だった。
バラマンディとのファイト引きが強くて楽しい魚だ
この日のファーストキャッチ何年釣りをしていても最初の一匹が釣れると安心する
フライをガッチリ咥えたバラマンディ
良型のバラマンディこのサイズが手軽に釣れるのが養魚場での釣りの楽しさだ
この日は青いフライが好反応だった
黒の大型ストリーマーがひと呑みにされたフライでひとしきり釣った後はルアーで釣った。釣り仲間でルアービルダーのKJ氏が作ったルアーを次々と試してみた。どのルアーも好反応だった。ただ途中でバレてしまうことが多かった。フックをチェックすると多くのフックが伸ばされていた。そこでフックを太軸のものに換えた。これでキャッチ率が上がったが相変わらずファイト中にバレてしまう魚もいた。フライと比べるとルアーでのファイトは難しかった。まだまだルアーでの釣りは練習が必要だと痛感した。
ルアーでもよく釣れた
このルアーには着水と同時のアタックが多かった
色違いにもよく反応した他のルアーにはない独特の動きをする面白いルアーだ
ルアータックルの方がファイトは難しかった
KJジャークベイトでキャッチしたバラマンディ
よく見ると激しいアタックでリップが折れてしまっている
針掛りしたバラマンディはジャンプして抵抗する
一回り小さなサイズのKJジャークベイトも好反応だった
太軸フックに換えてキャッチ率が高くなった
こちらは体高のあるルアーで釣ったバラマンディ
魚にはルアーがティラピアにでも見えたのだろうか使ってみたいルアーをひと通り試したのでフライに戻した。フライへの反応は相変わらずよかった。バラマンディとのファイトを堪能した。休憩をとりながらのんびり釣ったがそれでも20匹以上キャッチすることができた。12時前に納竿した。
再びフライで釣るやっぱりフライの方が気楽に釣りができる
ほぼワンキャストワンフィッシュ状態だった
自作のフライでも十分釣れることが分かった
魚のランディングとリリースは養魚場のスタッフがやってくれる
昼になって気温が上がってきた
スメットと二人で記念撮影スメットはぎっくり腰で元気がない
ラストフィッシュこの日は20匹ちょっと釣った
正午に養魚場を出てバンコク市内に戻った
