3日目（２）
今回の旅行のメインイベント、イーペン祭りのスカイランタンフェスティバルの会場はチェンマイ郊外にあるロイヤルチェンマイゴルフクラブだ。16時20分に会場に到着した。会場はすでに大勢の人で賑わっていた。その大半は日本人だった。
スカイランタンフェスティバルの入場券VIP席だった
会場の入口すでに多くの客が訪れていた
まずゴルフ場近くの池で灯籠流しを体験した。花で飾られた美しい灯籠を受付で受け取り、?燭と線香に火を着けて池に浮かべた。
まず灯篭流しを体験した
たくさんの灯篭が準備されていた
花で飾られた美しい灯篭
蝋燭と線香に火を着けて池に浮かべたその後フェスティバルのメイン会場に入場した。入口では10月下旬に崩御されたシリキット王太后に追悼の意を表すための喪章シールが配られていた。左腕に喪章シールを貼って会場に入った。ステージの前にはたくさんの椅子が並べられていた。まず自分の席を確認した。
続いてメイン会場に入場した
入り口では民族衣装の女性が出迎えてくれた
シリキット王太后を追悼する喪章シールが用意されていた
左腕に喪章をつけて入場した
会場にはたくさんの椅子が並べられていた
ステージ正面の良い席だった
コムローイの揚げ方の説明看板日本語で分かりやすく書かれていた
それから食事をとりに屋台の並ぶエリアに移動した。料理やデザートの屋台がたくさん並んでいた。食事代は入場チケットに含まれている。好きなものを好きなだけ食べることができた。出来立ての料理はどれもおいしかった。
料理やデザートを提供するテント飲食の代金は入場料に含まれている
その場で調理して提供されていた
食事をとるテーブルもたくさん用意されていた
いろいろな料理を味わえた
トイレも清潔だったフェスティバルは３部構成になっていた。まず18時から歌や踊りのショーが１時間ほどあり、19時から僧侶による読経、そして20時ごろからランタン揚げが始まる予定だった。
ところが食事を終える頃から空模様が怪しくなってきた。スタッフが客席に配られていたランタンが濡れないように回収し始めた。18時前にステージ前の椅子席に戻るとすぐに雨が降り出した。急いで屋根のある場所に退避した。5分もしないうちに雨は土砂降りになった。
しばらくたっても雨が止む気配は全くなかった。スタッフが簡易レインコートを配ってくれた。テントの下で雨が止むことをひたすら祈った。時刻は19時になっていた。
会場内には雨が止んだらプログラムを開始する予定だというアナウンスが定期的に流されていた。タイ語だけでなく英語と日本語でも伝えてくれたので安心して待つことができた。
20時近くなっても雨はやまなかった。雨が止んだらランタン揚げだけを実施する予定だというアナウンスがあった。一縷の望みに賭けて待ち続けた。
開始時刻に雨が降りだした2時間以上テントの下で待機した
20時過ぎに雨脚が弱くなってきた。ランタン揚げの準備を始めるので自席に戻って着席して待つように指示があった。支給されたレインコートを着て自席に戻り雨の中でじっと待った。
雨脚が弱くなったので自席に戻った20時40分頃になって雨が霧雨に変わった。ランタン揚げの準備を始めるのでレインコートを脱ぐようにとのアナウンスがあった。ランタンの火がレインコートに燃え移ると危険だからだ。まずステージ上でランタンの試し揚げが行われることになった。ランタンは紙製なので濡れて重たくなると上昇できない。この試し揚げが不調ならイベントは中止せざるを得ないのだ。参加者一同が見守る中でランタンに火が灯された。ランタン内部の空気が十分に暖まったのを見計らって手を離すとランタンは上空へと上がっていった。会場から大きな拍手と歓声が起こった。
試し揚げのコムローイが宙に浮かんだ会場からは大きな拍手と歓声が沸き上がった
待ちに待ったランタン揚げのスタートだ。大勢のスタッフが手分けして客席に設置されたランタンに火を灯すためのトーチに火を着けて回った。司会者の指示に従ってランタン下部の燃料に火を着け、木枠を持ってランタン内部の空気が暖まるのを待った。ランタン本体の紙に火が移らないように紙を持ち上げておくのがちょっと難しかった。ランタンが十分膨らんだ頃にカウントダウンが始まった。カウントダウンに合わせてランタンを持つ手を離した。千個以上のランタンが一斉に宙に浮き上がった。そして静かに夜空に舞い上がっていった。今まで見たこともない幻想的な光景だった。何枚も写真を撮った。
カウントダウンに合わせてコムローイを一斉に空に放った
天に昇っていくコムローイなんとも幻想的な光景だった
コムローイの明かりがまるで星雲のようだランタン揚げは4回一斉におこなわれた。最初は準備がぎこちなかったが次第に慣れてきた。揚げている様子を撮影しあったりしてみんなで楽しんだ。
2度目のカウントダウンに合わせてコムローイを揚げる
雨の上がった夜空にコムローイが吸い込まれていく
コムローイをバックに記念撮影
カウントダウンの合図を待つ
コムローイの中の空気がしっかり暖まってから手を離す
たくさんのコムローイがゆっくりと上がっていく
みんな夢中になってコムローイ揚げを楽しんでいた
真下から見たコムローイ動画も撮影した
9時20分頃ランタン揚げが終了した。バスに向かって歩き始めると再び雨が降ってきた。雨がやんでいたのはほんの30分ほどだった。雨が止んだ短時間にランタン揚げが決行できたことが奇跡に思えた。
コムローイ揚げが終わった途端に再び雨が降り始めた23時にホテルに戻った。ホテル近くのコンビニでビールを買って部屋で祝杯をあげた。
念願のコムローイ揚げができたのでホテルの部屋で祝杯をあげた
