4日目
この日は早朝バンフを発ってカルガリー空港に戻り、午前の飛行機でイエローナイフに飛び、イエローナイフからは水上飛行機に乗ってイエローナイフ北方の湖の湖畔に建つイエロードッグロッジ（Yellow Dog Lodge）まで移動する予定になっていた。
前日までより早く起き、朝食会場がオープンする6時半に朝食をとって7時にホテルを出発した。
帰路もツアー会社の日本人スタッフが送迎してくれた。このドライバーさんも運転しながら景色の説明や現地の事情などいろいろな話をしてくれたので、カルガリーまでの90分があっという間だった。さらに空港到着後はチェックインまで手伝ってくれた。
まだ暗いうちにバンフを出発した
だんだん明るくなってきた
周囲の山々が美しかった
カナディアンロッキー東端の山これより東は平野が続く
カルガリー空港には8時30分に着いた
送ってくれた車乗り心地がとても良かった
イエローナイフ便の出発が10時15分だったので、時間がかなりタイトになるのではないかと危惧していたが、チェックインもセキュリティーもそれほど混雑していなかったので9時過ぎには搭乗ゲートに着くことができた。
セキュリティーチェック待ちの行列おおよその待ち時間が表示されていた
イエローナイフ便の搭乗ロビーバンクーバー便の隣だったので混雑していた
イエローナイフ便の搭乗ゲートイエローナイフ便は定刻に離陸し12時30分にイエローナイフ空港に到着した。カルガリーを出た時は晴天だったが、イエローナイフの空は低い雲に覆われていた。手荷物受取場ではホッキョクグマのはく製が出迎えてくれた。
機窓から見たカルガリー空港
機内の様子中央通路左右2名掛けの小さな飛行機だった
昼食にはホテルからもらってきたパンを食べた
眼下には原野が広がっていた
イエローナイフ空港で撮影した搭乗機辺りは霧で視界が悪かった
ターンテーブルではホッキョクブマが出迎えてくれた空港からはタクシーで今回利用する水上飛行機を運航しているアーミックエアー社の事務所に向かった。事務所はオールドタウンにあり、空港からタクシーで10分ほどだった。事務所は湖に面して建っていて湖岸には水上飛行機が係留されていた。
タクシーで水上飛行機の発着場まで移動した
乗車したタクシー目立つ黄色い車体だった
アーミックエアーの事務所喫茶店と間違えそうな外観だ
湖岸には水上飛行機が係留されていた事務所に入ってスタッフに挨拶したところ、現地の天候がイエローナイフよりさらに悪いため、現時点で飛ぶことは無理だと言われた。こればかりは仕方がない。事務所の中で天候の回復を待つことにした。
天候を気にするパイロット霧も風も一向に治まらなかった
ロッジと定期的に連絡をとったり、最新の天気予報を確認したりして飛べるタイミングを見出そうとしてくれたが、17時過ぎになっても天候が回復に向かう兆しは見られなかった。やむを得ず、この日はロッジのオーナーが手配してくれたイエローナイフ市内の宿に泊まることになった。宿代はロッジのオーナーが、宿までのタクシー代は航空会社が負担してくれた。事務所からタクシーで宿に向かった。
夕方になっても状況は変わらなかった
タクシーでこの日の宿に向かう結局飛ぶことはできなかった
宿泊先はホテルだと思い込んでいたが、タクシーが案内してくれたのは平屋のB&B、エンブルトンハウス（Embleton House）だった。呼び鈴を押すと同じ建物に住んでいるオーナーの老婦人が出てきて対応してくれた。親日家の親切な老婦人だった。案内された客室は船のキャビンをイメージしたおしゃれな内装だった。
ブルトンハウスロッジのオーナーが手配してくれたB&Bだ
外観ごく普通の一軒家だ
室内の様子船室をイメージした内容だった
本格的なキッチンが備わっていた部屋に荷物を運び入れ、宿のオーナーお勧めのピザ屋、ブルーノズピザ（Bruno's Pizza）に夕食をとりに出かけた。店は宿から100mほどのところにあった。持ち帰りが主体の店のようだったが、店内で食べることもできた。ビールは置いていなかったのでコーラを飲みながらフィッシュ&チップスとピザを食べた。揚げたてのフィッシュフライがとてもおいしかった。
夕食を食べたピザ屋宿から150mくらいの場所にあった
持ち帰りの客の方が多いようだ
イートインスペース簡素だが清潔だった
フィッシュ&チップス
ピザ暗くなってから屋外に出て空を見上げると北方の空がうっすら明るくなっていた。オーロラだと思われたが雲がかかっていてはっきりしなかった。明日は飛行機が飛ぶことを願いながら眠りについた。
