2日目（3）
アンコール・トムの見学を10時過ぎに終え、続いてタ・プローム寺院を見学した。アンコール・トムからタ・プロームまでは車で10分ほどだった。
タ・プローム寺院は12世紀に建立された寺院だ。当時は境内が1㎞四方近くあり5000人以上の僧が住んでいたとされる大寺院だ。しかし長くジャングルに埋もれていたため損壊が激しく、至る所でガジュマルの一種であるスポアン（榕樹）の巨木が建物を覆ってしまっている。そうした独特の景観が人気を呼び、今では多くの観光客が訪れる人気の遺跡になっている。また映画「トゥームレイダー」のロケ地としても知られている。
駐車場に車を停め、公衆トイレに立ち寄ってから大門をくぐって境内に入った。トイレはとても清潔だった。大門から寺院までは300mほどの距離を歩いた。
タ・プローム寺院の駐車場脇の公衆トイレとても清潔だった
駐車場の横には土産物屋が軒を連ねていた
タ・プローム寺院の塔門（内側から見た様子）
塔門から寺院まで300mほど歩いた
やがて寺院が見えてきた西門から寺院に入り周壁の内部を一周する形で見学した。壁や建物は場所によっては大きく損壊したりスポアンの巨木に押し潰されたりしていて、そうした様子がこの遺跡の独特な雰囲気を強く印象付けていた。また、寺院内の仏像や仏の姿を描いたレリーフは後世この地を治めたヒンズー教徒によって破壊されていて、この寺の辿ってきた歴史を実感することもできた。
タ・プローム寺院の西門
斜め横から見た西門
遺跡の至る所に植物が侵蝕している
倒壊した石片が積み上げられていたまだまだ修復途上の遺跡だ
まるで大蛇のように根が伸びていた
入り口上のレリーフ中央の仏像はヒンズー教徒によって削り取られていた
回廊このように状態よく残っている部分は少ない
巨大なスポアン（榕樹）の木が回廊を押さえつけているここはトゥームレイダーの撮影が行われた場所だ
スポアンの木をバックに記念撮影
大自然の力強さを感じるスポアンの巨根
何十本もの根が遺跡に絡みついていた
多くの観光客が訪れていたアンコール・ワットとアンコール・トムに次ぐ人気の遺跡だ
尖塔も傷みが激しい
恐竜にも見える動物が描かれたレリーフ11時過ぎにタ・プローム寺院の見学を終えた。アンコール・ワットの駐車場までバンで戻ってバスに乗り換え、シェムリアップの町中に戻った。昼食会場に行く前にアンコールクッキーの本店に立ち寄った。ここは日本人が地域支援を目的に始めた店だ。地元の原料を使ったクッキーを製造販売している。土産に一番人気のアンコールクッキーを購入した。海外の土産物にしては珍しく個包装になっているのがありがたかった。
アンコール・ワットの駐車場で再びバスに乗り換えてシェムリアップの町に戻った
アンコールクッキーの本店
地元の材料で作られたクッキーが販売されている
落ち着いた雰囲気の店内
土産物も売られていた
購入したアンコールクッキー
アンコール・ワットの形になっている個包装なのが嬉しい
その後昼食をとりにソカライアンコールホテルに移動した。大きなホテルだったが内部は閑散としていた。個室で飲茶を食べた。味はまずまずだった。
昼食をとったソカライアンコールホテル
前菜イカの炒め物がおいしかった
飲み物はスイカジュースを注文した
焼きそばコシのある太麺を使っていた
海鮮焼売
小籠包
デザートのフルーツと胡麻団子
