2024年4月西表島釣行記(2)

2日目

西表島での朝のルーティーンは朝食前に船着き場で釣りを楽しむことだ。6時過ぎに起きて船着き場に向かった。船着き場までは宿から3分ほどだ。適当な場所に座り、魚肉ソーセージを餌にしてウキ釣りで小魚を狙った。潮が良くないのか魚の活性が今一つだったがニギスとミツボシキュウセンが釣れてくれた。イソヒヨドリが寄ってきて魚肉ソーセージをさらっていくのも毎度のことだ。7時半に宿に戻り朝食をとった。

 夜明け風景
 この時期の西表島の日の出は6時50分頃だ


 釣りをした船着き場
 小魚が岸壁際に群れている


 釣り方は延べ竿を使ったウキ釣りだ


 最初に釣れたのはニギスだった


 ミツボシキュウセン
 綺麗な魚だ


 餌の魚肉ソーセージを狙ってイソヒヨドリがやってきた
 ブルーの体色が美しい

 宿の朝食
 西表島特産のパイナップルも付いた


 食後にはコーヒーサービスもある


今回の釣りのガイドは僕が初めて西表島を訪れた時から付き合いのあるMOIのヨネちゃんにお願いしてあった。8時30分にヨネちゃんが車にカヌーを積んで迎えに来た。挨拶もそこそこにヨネちゃんの車に乗って釣り場に向かった。

 迎えに来たヨネちゃんの車


釣り場の選択はヨネちゃんに任せてあった。この日は島南部の川で釣りをすることになった。30分ちょっとのドライブで川に着いた。
そこは何回も釣りをしたことのある川だった。これまでは河口部に架かる橋の上流側でカヌーを川に降ろしていたが、今回は橋より下流にある港でカヌーを降ろした。15分ほどで準備を終えた。
マングローブフィッシングに使用する舟はカナディアンカヌーだ。動力は電動モーターを使用する。艇の両サイドにフロートが取り付けてあるので安定性が良くフライロッドを振るのも快適だ。

 港のスロープでカヌーを組み立てる
 作業に要する時間は10分ほどだ


 釣りに使うカナディアンカヌー
 動力は電動モーターだ


ここで今回使用したタックルを紹介しておく。8番ロッドにラージアーバーリールを取り付け、ラインは透明なインターミディエートラインを使用した。フライはもっぱら4#の白色のクラウザーミノーを使った。

ロッド :SAGE Maverik 890-4(9ft 8# 4pc)
リール :SAGE 1680
ライン :ボーンフィッシュ用インターミディエートライン
リーダー:ナイロン 30lb 30cm + フロロカーボン20lb 150cm
フライ :クラウザーミノー(白) 4#

まずは河口部にある小島の周囲で竿を出した。2度ほどアタリがあったがフッキングには至らなかった。その後は川を遡航しながら両岸のマングローブや障害物の際を狙っていった。

 まずは河口の小島周辺を釣った
 アタリはあったがフッキングには至らなかった


 川を遡航しながら釣りをした


 操船するヨネちゃん
 ガイドの腕は確かだ


釣り始めて1時間ほどで最初の魚が釣れた。釣れたのはとても小さなニセクロホシフエダイだった。初めて釣った魚種だったのでサイズは関係なく嬉しかった。

 ニセクロホシフエダイ
 自分の体長とほぼ同じ大きさのクラウザーミノーにアタックしてきた


その後昼食までの間に30㎝ほどのロウニンアジとオキフエダイが釣れた。もう少しアタリが多いことを期待していたのだが、魚の活性はそれほど高くないようだった。前日短時間だが大雨が降ったとのことで、その影響が残っているようだった。

 30㎝ほどのロウニンアジ
 ナイスファイターだった


 さらに上流のポイントを目指す


 オキフエダイ


 魚の反応を求めて移動を繰り返す
 前日の雨の影響で魚の活性が落ちているようだった


12時過ぎに昼食をとった。川岸で食べる弁当はとてもおいしかった。昼食後は岸に上がってきているトビハゼを餌釣りで狙ってみた。トビハゼの近くに餌を落とすとすぐに寄ってくるが針掛りさせるのがとても難しかった。何とか一匹キャッチすることができた。

 昼食の弁当
 具沢山でおいしかった


 シークワーサードリンク
 おいしくて毎日飲んでいた


 昼食後は餌釣りでトビハゼを狙ってみた


 何とか一匹キャッチできた


午後はまず上流域のポイントを何カ所か回った。反応はあまり良くなかったがマングローブジャックとギンガメアジをキャッチすることができた。

 時折観光船がやってくる


 マングローブジャック
 マングローブフィッシングのメインターゲットだ


 ギンガメアジ


その後は川を下りながらめぼしいポイントで竿を出した。ナンヨウチヌと小型のミナミマゴチが釣れた。

 川を下りながら釣りをした


 ナンヨウチヌ


 小型のミナミマゴチ


河口部まで戻り朝一番で釣りをしたポイントで再度竿を出した。数投目にしっかりしたアタリがあったがすぐに手応えがなくなった。仕掛けを確認するとリーダーがすっぱり切れていた。バラクーダの仕業のようだった。仕掛けを作り直して同じ場所を狙ったがその後は全く反応がなかった。16時過ぎに釣りを終えた。この日の釣果はトビハゼを含めて8魚種8匹だった。

 朝一番で釣ったポイントで再度竿を出した
 バイトがあったがリーダーを切られてしまった


17時半に宿に戻り、シャワーを浴びてから夕食をとりに出かけた。この日の夕食は宿から歩いて5分ほどのところにあるたまご食堂でとった。釣りを終えて飲む生ビールの味は格別だった。

 夕食をとったたまご食堂
 各種定食類が食べられる


 体調が戻ったので食前に生ビールを飲んだ
 釣りを終えて飲むビールの味は格別だ


 つまみの島豆腐
 味が濃くておいしかった


 ハンバーグ定食
 スープの代わりに沖縄そばが付いてきた