10日目
この日は早起きしてチンクエテッレ観光に出かけた。
チンクエテッレはフィレンツェから150㎞ほどの距離にある風光明媚な海辺の地域で世界遺産に指定されている。名前の由来は海辺の断崖のわずかな平地に5つの集落が点在していることによる。その集落をフェリーで巡って観光する予定だった。
7時にサンタ・マリア・ノヴェッラ駅を出る列車に乗り、まずピサまで移動した。ピサまでは1時間弱だった。ピサでは乗り継ぎに30分ほど時間があったので構内のバルで朝食をとった。
朝7時前のサンタ・マリア・ノヴェッラ駅人通りはまばらだった
まずピサまで移動した
車内の様子
ピサ駅のバルで朝食をとった
カプチーノとブリュオッシュ朝の飲み物は毎日カプチーノだ
8時20分にピサを出てラ・スペツィアに向かった。9時40分にラ・スペツィアの駅に着いた。ラ・スペツィアの駅はチンクエテッレに向かう観光客で混雑していた。9時55分にラ・スペツィアを出発してチンクエテッレの一番南にある集落のリオマッジョーレに10時10分に到着した。
ピサからラ・スペツィアで乗り継いでリオマッジョーレに向かった
到着したリオマッジョーレ駅リオマッジョーレから隣の集落のマナローラまではフェリーで移動する予定だった。フェリーの出船時刻が10時30分だったので急ぎ足で船着き場に向かった。船着き場は海岸の岩場に設けられていた。フェリーのチケットを購入していると沖にフェリーが見えてきた。
駅からトンネルをくぐって港に向かった
リオマッジョーレの港
リオマッジョーレの集落斜面にへばりつくように色とりどりの建物が建っている
フェリーのチケット売り場
船着き場にフェリーが到着した隣の集落のマナローラまでの航行時間は10分ほどだった。リオマッジョーレを出港した直後にフェリーからリオマッジョーレの色とりどりの家並みが綺麗に見えた。
船上から見たリオマッジョーレの集落
到着したマナローラの船着き場マナローラでは次のフェリーの出船まで1時間ほど時間があった、メインストリートを散策したり土産物店を覗いたり、バルでチンクエテッレ特産のデザートワイン、シャッケートラを飲んだりして過ごした。香り高くて深みのある甘さのシャッケートラがとてもおいしかった。
マナローラの集落
狭い道の両脇に家が建っていた
休憩したバル
シャッケートラチンクエテッレ特産のデザートワインだ
海沿いの道から見たマナローラの集落11時45分発のフェリーでヴェルナッツァの集落に向かった。途中、海路では行くことができないコルニーリアの集落が海沿いの崖の上に見えた。12時にヴェルナッツァに到着した。
フェリーに乗り込む人々かなりの人数が乗船していた
船上から見たマナローラの集落
崖の上に見えるコルニーリアの集落海路では行くことができない
到着したヴェルナッツァの船着き場
港から見たヴェルナッツァの集落昼食はヴェルナッツァの港に面したレストラン、ガンベロ・ロッソでとった。あらかじめメールで予約を入れておいたところ港に面した眺めの良い席を確保しておいてくれた。ここではペスト(ジェノベーゼソース)のショートパスタと地元料理のムスコリ・リピニ、シーフードのミックスグリルを注文した。ペストはチンクエテッレのあるリグーリア州発祥のソースだ。本場のペストはとてもおいしかった。ムスコリ・リピニはムール貝の貝殻にすり身にしたシーフードを詰めて煮込んだ郷土料理で、魚介の旨味がしっかり伝わってくるおいしい料理だった。料理に合わせて頼んだ地元の白ワインもすっきりした飲み口でおいしかった。記憶に残る素敵なランチとなった。
昼食をとったガンベロ・ロッソ港に面したレストランだ
トロフィエのペストソースバジルの香りが際立っていた
ムスコリ・リピニムール貝を使った郷土料理だ
魚介のグリル
ベリーソースのパンナコッタ
レモンソルベゆっくり食事を楽しんでいたので店を出たのは14時過ぎだった。メインストリートのエノテカで昼食時に飲んだ銘柄の白ワインとシャッケートラを土産に買って帰路についた。
食後はヴェルナッツァのメインストリートを散策した
土産のワインを買ったエノテカ
シャッケートラ安くはなかったが記念に買い求めた
帰りはヴェルナッツァでラ・スペツィア行きの列車に乗り、ラ・スペツィアでサンタ・マリア・ノヴェッラ行きの電車に乗り継いでフィレンツェまで帰った。15時前にヴェルナッツァを出てフィレンツェに着いたのは18時過ぎだった。
ヴェルナッツァ駅
ラ・スペツィアで乗り継いだフィレンツェ行きの列車
車内の様子冷房の効きが悪くて暑かった
夕食はメルカート・チェントラーレでハンバーガーを食べた。地元のキアニーナ牛の赤身肉を使ったハンバーガーは肉の旨味が濃くてとてもおいしかった。
メルカート・チェントラーレのハンバーガーショップ
まずはビールで喉を潤した
キアニーナ牛のチーズバーガー肉の旨味が強くておいしかった
