11日目
この日は午前中ピサのドゥオーモを観光する予定だった。
8時過ぎに宿を出て8時半の列車に乗ってピサに向かった。ピサ中央駅には9時半に着いた。
この日の朝食
8時半の列車でピサに向かった
ピサ中央駅ピサ中央駅からドゥオーモまでは2㎞ほどの距離がある。徒歩やバスでも移動可能だが身体が一番楽なタクシーで移動することにした。駅前のロータリーでタクシーに乗り込み10分かからずにドゥオーモに着いた。
ドゥオーモまでタクシーで移動した
ピサのドゥオーモ手前に見えるのは洗礼堂だ
ドゥオーモ観光のメインはやはり斜塔だ。斜塔の屋上部に登るためのチケットの予約時刻は10時45分だった。それまでは斜塔の周りでポーズを決めて写真を撮ったりして楽しんだ。そして予約時刻の15分前にカメラ以外の荷物をロッカーに預けて入場者の列に並んだ。
斜塔イタリアを代表する観光名所だ
斜塔の周囲で写真を撮る観光客
僕もポーズを決めて記念撮影
真下から見上げた斜塔定刻にピサの斜塔の内部に入ることができた。中央部は空洞になっていて外周部に階段が造られていた。階段を上がっていくと塔の傾斜に伴って階段の石の減り方が偏っているのがよく分かった。自分の身体も傾斜に伴って内や外に傾きながら上がっていくのが実感できた。とても面白い体験だった。
斜塔の内部から外を見た様子土台から傾いているのがよく分かる
垂直に立った鉄柱と壁の継ぎ目を比べると傾きの大きさがよく分かる
斜塔の階段傾いているので減り方が一様ではない
上の画像は中央から内側にかけて減っていたがこの画像では外側が減っている
斜塔の屋上からはピサの街並みや斜塔周辺の様子がよく見えた。そうした風景をゆっくり眺めて時間を過ごした。
斜塔の上から見たピサの市街
ドゥオーモと洗礼堂
斜塔下の広場にはたくさんの観光客の姿があった
斜塔の屋上に備え付けられた鐘傾きを増す恐れがあるので鳴らさずにスピーカーで鐘の音を流している
斜塔の屋上から降りた後はドゥオーモの内部を見学した。フィレンツェやシエナのドゥオーモと比べても遜色のない荘厳な聖堂だった。ドゥオーモの前に建つ洗礼堂は残念ながらメンテナンス工事中で内部を見る事はできなかった。
ドゥオーモ
正面から見たドゥオーモ
内部の様子荘厳で立派な聖堂だ
主祭壇
洗礼堂修復作業中で入場できなかった
この日も晴天で気温が高かった。斜塔の上り下りでかなり疲れたので帰りもタクシーを使うことにした。先ほどタクシーを降りた場所で待っていると5分ほどで空車のタクシーがやってきた。
ピサ中央駅に着いたのは12時20分だった。時刻表を確認すると32分発のサンタ・マリア・ノヴェッラ行きの列車があった。自動券売機で急いでチケットを買って乗車した。
ピサ中央駅の電光掲示板と自動券売機
自動券売機で購入したチケット検札時に使用するQRコードが付いている
ホームに着くとすぐに列車が入線してきたサンタ・マリア・ノヴェッラ駅には13時32分に着いた。昼食をどうしようか考えたがそれほど空腹ではなかった。食事より甘いものが食べたかったので駅構内にあるジェラテリア、ヴェンキでジェラートを食べることにした。チョコレートフレーバーがとてもおいしかった。その後宿に戻って2時間ほど休んだ。
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅構内にあるヴェンキチョコレートとジェラートが有名なスイーツショップだ
ヴェンキのジェラートクリーム味もチョコレート味もおいしかった
16時過ぎにホテルを出てサンティッシマ・アンヌンツィアータ薬局に買い物に出かけた。ここは16世紀から続く歴史のある薬局だ。石鹸とクリームを購入した。
サンティッシマ・アンヌンツィアータ薬局16世紀から続いている老舗だ
店内の様子買い物の後はサンティッシマ・アンヌンツィアータ広場を散策し、広場に面して建っているサンティッシマ・アンヌンツィアータ教会に入った。なにげなく入った教会だったが堂内の素晴らしさに驚かされた。
サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場に建つサンティッシマ・アンヌンツィアータ教会何気なく入ったがとても立派な教会だった
教会の内部
小礼拝堂
こちらの祭壇もとても美しい装飾がなされていた
広場にあった半魚人の噴水この日の夕食はフィレンツェ最後の夕食だった。地元で人気のレストラン、オステリア・ジョバンニで骨付き肉のステーキ、ビステッカ・アラ・フィオレンティーナを食べた。1㎏ある肉の塊はボリュームたっぷりだったが肉質の良い赤身肉だったので二人で完食することができた。極太パスタのピチもおいしかった。
夕食をとったオステリア・ジョバンニ地元で人気のレストランだ
店内の様子
チジミキャベツのソースのピチピチは極太の郷土パスタだ
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ1㎏あったが肉質が良いので二人で完食できた
クレムブリュレ
