二日間続けて長い距離を歩いたので、二人とも足に疲れが出ていた。そこで、残り二日はボートで川を下りながら釣りをするラフティングを楽しむことにした。
この日はＲ川の下流を釣り下ることにした。
この辺りはさらに下流にあるダムの放水によって水位が変化する。放水が始まって水位が下がる１０時頃からが釣り易くなるので、それにあわせて少し遅めに出発した。
出発地点のボートランチでボートを川に降ろす車を上陸地点まで移動させているマリーを川辺でしばし待つ
午前中はダブルニンフの仕掛けで水深のある場所を狙うことが多かった。活性が特に高かったわけではないが、それでもコンスタントに魚をキャッチすることができた。重たい流れの中でのファイトはスリリングでとても楽しかった。
マリーのガイドでファイトするＦ氏流れが重たいので慎重にファイトする
良型のブラウントラウトをゲットマリーも嬉しそうだ
時には流れ込んでいる川を釣り上がることもライフベスト姿で渓流を釣り上がるのはなかなか珍しい！？
午前中はダブルニンフの釣りが中心だったが、マリーの指示で浅瀬をドライドロッパーで狙って釣った一匹
釣り方の選択もガイドの腕の見せ所だ
昼食後、瀬から続くプールの落込みでＦ氏が竿を出した。このポイントにはいつも良型が潜んでいるのだが、流れが複雑な上に川の上に木の枝がせり出していて狙うのが難しい。フライに反応してもうまくフッキングさせられずに度々悔しい思いをしている場所だった。今年はここでＦ氏が良型のブラウントラウトを見事にキャッチした。
毎年良型が潜んでいるポイントで竿を出すＦ氏流れが複雑で、さらに川に被る枝が邪魔で釣りにくいポイントだ
上のポイントで良型のブラウントラウトを見事にキャッチしたＦ氏マリーも満足の一匹だ
午後は浅瀬のポイントが増えてきた。そういうポイントではドライドロッパーの仕掛けを使った。浅瀬が続くポイントを下流側から探りながら釣り上がっていくと、いきなりドライフライに魚が出た。少々慌てたが、早合わせにならずに何とかフッキングさせることができた。キャッチしたのは良型のブラウントラウトだった。
瀬でドライに反応したブラウントラウトさらにその瀬を上流まで釣り上がって行くと、見覚えのあるポイントが現れた。昨年サイトフィッシングで立て続けに良型魚をキャッチしたポイントだった。曇りがちで魚影を確認することはできなかったが、最上流部のポケットはいかにも魚が着いていそうな雰囲気だった。丹念にフライを流すとドライフライがすっと水中に没した。あわせると重たい感触が伝わってきた。今年も同じポイントで良型のブラウントラウトをキャッチすることができた。
去年も良い思いをしたポイント今年も良型が潜んでいた
上のポイントを丹念に探ってキャッチした良型のブラウントラウト広いポイントから魚の着き場を自分なりに絞りこんで釣った会心の一匹
時には川の真ん中に立ち込んで釣ることもあるこういうポイントでは魚をかけてからがひと苦労だ
Ｆ氏がキャッチしたレインボートラウト丸々と太った立派な魚体だった
F氏がかけた魚を僕がランディング実はこの時、ネットの中には僕が釣った魚が入っていた
ダブルヒット＆ダブルキャッチして二人で記念撮影同行者がいる釣りは楽しい
写真を撮ったらすぐに優しくリリースかける言葉は「See ｙｏｕ ｎｅｘｔ ｙｅａｒ！」
釣りを終え、ボートを陸に揚げるころにはあいにく雨が本降りとなってきた。しかし、そんなことも気にならないほど、楽しく釣りのできた一日だった。
釣りを終えて帰ろうとした時、目の前に虹が出たイブニングは昨日と同じＦ川の町外れのポイントに出かけた。この日もライズのあった時間は短かったが、３匹のトラウトをキャッチすることができた。
マリーの愛犬、クッキー例年一緒に釣りに行っていたのだが、
今年は後肢の関節を手術したばかりで、
残念ながら留守番だった
