2023年5月パプアニューギニア釣行記(7)
6日目
この日も5時過ぎに目が覚めた。前夜は雷を伴ったスコールがうるさくて12時過ぎまで寝付けなかった。朝の天気は晴れだった。6時に朝食をとり、6時45分に釣りに出発した。昨日パプアンブラックバスを釣ることができたので、この日はもう一種類のパプアンバス、スポットテールバスを釣りたいとクリスに伝えた。
朝の風景
朝食
穏やかな海を釣り場に向かう
移動中に談笑するクリスとブルース
まず向かったのはロッジの西にある初日に釣りをした川だった。20分ほどで川に着いたが濁りが酷かった。竿を出さずに川を後にした。
河口からウラウン山が綺麗に見えた
川は濁っていて釣りにならなかった
東に40分以上移動して2日目に釣りをした川に向かった。濁りの程度は若干ましだったがこの日は虫がとても多かった。虫除けスプレーや防虫効果のある衣類で対策していたにもかかわらずかなり刺されてしまった。キャスティングとトローリングで色々なポイントを狙ったがアタリ一つ出なかった。次の川に移動することにした。
次の川に向かう
40分ほどかけて大きく移動した
河口部
濁りの程度はましだった
トローリングで探ったが反応はなかった
上流部でもアタリはなかった
河口部までトローリングしながら戻った
20分ほど走って次の川に着いた。小さなクリークで澄んだ水が流れていた。雰囲気は良さそうだった。上流に向かっていると人の声が聞こえてきた。どうやら地元の漁師たちが漁を行っているようだった。邪魔をしてはいけないのでこの川での釣りは諦めることにした。
次の川に向かって海を移動する
澄んだ水の流れるクリーク
地元漁師が漁をしていたので引き返した
次に竿を出したのは昨日釣りをしたクリークだった。良型にラインを切られた沈木のポイントで昨日アタリのあった場所にキャストした。するとまたアタリがあった。今回はラインブレイクすることなく寄せてくることができた。釣れたのは25㎝ほどのコッドだった。これまで釣ったコッドとは別の種類だった。使ったルアーは昨日ロストしたのと同じものをティアナから今朝調達したものだった。
昨日良型をバラしたポイントで釣ったコッド
これまで釣ったコッドとは別の種類だった
その後はアタリはなかった。気分転換を兼ねて移動しながら海でトローリングを試みた。しかしこちらもアタリはなかった。
海でトローリングをしたが反応はなかった
次に向かった川も濁りがきつかった。昼時だったので川岸の竹やぶの際にボートを停めて昼食にした。竹やぶで日が遮られるのはありがたかったが虫の多さに閉口した。昼食後は支流との合流点で竿を出した。支流からは濁りのない水が流れてきていた。とても良いポイントに思えたが粘っても反応はなかった。
新しい川に入った
竹やぶの陰で昼食にした
虫が多くて閉口した
昼食のビーフヌードル
牛肉が多過ぎるくらいたっぷり入っていた
澄んだ水が流れる支流の合流点
良さそうなポイントだが反応はなかった
比較的コンディションの良かった朝の川に戻ることにした。他のメンバーのボートもこの川に来ていた。やはり釣果は芳しくなかった。クリスは狭い支流にボートを進めた。川岸から枝が倒れてきて川を塞いでいる場所ではノコギリで枝を切って進路を確保した。そうやって苦労して進んだ先でも魚の反応はなかった。
再び海に出て朝釣った川に移動する
川には別のボートもやってきていた
狭い支流にボートを進める
進路を遮る枝をのこぎりで切るクリス
苦労して進んだ先でも反応はなかった
川での釣りを諦め、トローリングしながらロッジに戻ることにした。釣り始めて10分ほど経った時、僕とブルースのロッドにほぼ同時に魚がヒットした。すぐに合わせを入れてリールを巻き始めた。だが少しすると魚の重さが消えた。ラインを巻き取るとリーダーの先が切れていた。魚の歯でやられたようだった。またもやルアーをロストしてしまった。ブルースの魚は無事にキャッチすることができた。良型のスパニッシュマッカレルだった。
トローリングしながらロッジに戻る
ブルースのロッドにアタリがあった
スパニッシュマッカレルが釣れた
その後もトローリングを続けたがアタリはなかった。ロッジが近づくにつれて雲行きが怪しくなってきた。やがてスコールが降り始めた。昨日ほどではなかったがしっかり濡れてしまった。ロッジの手前でスコールがやんで空に虹が出た。タフな釣りを強いられた一日だったが虹が見れて心が少し晴れた。明日はきっといいことがある。そう自分に言い聞かせた。
列をなす雨雲
この日も帰りはスコールに見舞われた
ロッジ到着間際に虹が出た
この日の前菜にはバナナとキャッサバの蒸し物と生牡蠣の他に夕方ブルースが釣ったマッカレルの刺身が出た。ブルースが白ワインを奢ってくれた。白ワインが生牡蠣と刺身にとても良く合った。食堂の明かりに虫が集まってしまうので照明を暗くして夕餉の時間を過ごした。
前菜
バナナとキャッサバの蒸し物と生牡蠣
マッカレルの刺身
ちゃんとワサビも用意されていた
ブルースがワインを奢ってくれた
虫が多かったので照明を落として過ごした
マッカレルのフライとフライドポテト
ポークソテーとココナッツ入りサラダ