２日目
朝は８時過ぎから行動を開始した。ソウル滞在時の朝食は屋台トーストと決めている。ホテルの向かいにトースト専門店のハボントーストがあったので、そこで一番人気のハボントーストを買ってきた。飲み物はこれも韓国定番のバナナ牛乳（今回はライトにした）をコンビニで購入してきて朝食にした。ハボントーストは玉ねぎが入ったオムレツが甘くて僕好みの味だった。
ハボントーストトーストの専門店だ
朝は行列ができている
ハボントースト玉ねぎのたっぷり入ったオムレツがおいしかった
朝食後は歩いて仁寺洞（インサドン）に向かった。明洞の北側からなら仁寺洞までは歩いて１５分ほどだ。地下鉄を乗り継ぐより早く着ける。
仁寺洞に向かった理由は、韓国の民族衣装を着て写真を撮影するためだ。目的の写真スタジオ、古館は仁寺洞のメインストリートにあった。
古館仁寺洞のメインストリートに面していた
館内には多くの衣装や小道具が用意されていた。男性用も豊富だった。撮影するスタジオは本格的なものだった。さらに衣装を着て自分達で自由に撮影できるセットも用意されていて、時間を気にせず撮影を楽しむことができた。
内部の様子自分達で自由に撮影できるセットがいくつも用意されていた
僕は昔の王様の衣装を着ることにした、最初は少し恥ずかしかったが、カメラマンの注文に合わせてポーズや表情を決めているうちにだんだん楽しくなってきた。
撮影終了後２０分くらい待っていると写真が仕上がってきた。できた写真は修正が上手なのか、自分とは思えないほど格好良く仕上がっていた（笑）
撮影してもらった宮廷装束の写真自分でもびっくりの出来栄えだった
こちらは自分達で撮影した画像どれだけ修正してくれたのか良く分かる（笑）
昼食は韓国の夏の風物詩、コングクス（豆乳冷麺）を食べに市庁（シチョン）の普州会館（チンジュフェグァン）に行った。コングクスといえばこの店と言われるほどの人気店だ。店には１１時半に入店した。入店時はまだ空席が目立っていたが、１０分ほど経つと店は満席となった。
普州会館コングクスならこの店と言われる人気店だ
入口に並ぶ客昼食時は行列が絶えない
店内の様子１１時４０分には満席となっていた
この店ではコングクスとキムチポックンパ（キムチチャーハン）を注文した。
コングクスは濃厚な豆乳スープの中に麺が入っただけのシンプルな料理だった。ただ、スープ麺ともに秘伝のレシピで作られているようで、麺もスープも深みのある味だった。特にスープは濃厚だが豆乳臭さは抑えられていて滋味深い味わいだった。味付けは控えめなので、キムチを入れて味を変えながら食べるとさらにおいしかった。
コングクスシンプルなだけに奥の深い料理だ
ポックンパはテーブルのコンロを使い、目の前で手際よく作ってくれた。こちらは野菜がたっぷりで、少し焦げたご飯が香ばしくておいしかった。
ポックンパ韓国版おふくろの味のような炒めご飯だった
昼食後は梨大（イデ）に移動した。娘の買い物に付きあった後、梨大と新村（シンチョン）の中間にあるホミルバッというパッピンスの専門店へ向かった。１２時半の開店直後に店に着いたところ、すでに１５人ほどが列を作って注文を待っていた。
ホミルバッ若者の街にあるパッピンスの専門店だ
店内の様子開店直後にすぐ満席となった
この店ではミルクピンス（ミルクかき氷）とクァイルピンス（フルーツかき氷）を注文した。雪のようなフワッとした食感の氷がとても印象的だった。小豆と餅が別皿でサービスされるところもユニークだった。
ミルクピンス（右）とクァイルピンス（左）雪のような食感の氷が印象的だった
パッピンスを食べた後は一旦市庁まで戻り、地下鉄を乗り換えて龍山（ヨンサン）にあるドラゴンヒルスパに向かった。初めて降りた龍山の駅はとても大きな駅だった。
龍山駅のコンコースとても大きな駅だった
ドラゴンヒルスパは龍山駅のすぐ隣にあった。ここは健康ランドのような入浴施設だ。入口で入場料を払い館内着とロッカーキーを受け取った。ロッカーキーにはＩＣチップが内蔵されていて、館内での支払いはこのキーで精算する仕組みになっていた。
ドラゴンヒルスパ地元の人に人気のある健康ランドのようなスパだ
スパの入り口ここから先はＩＣカード付きのキーですべての精算を行う
ロッカーで着替え、まず一階にあった伝統的なクヌギサウナでじっくり温まった。このサウナは温度設定がそれほど高くなかったので、ゆっくり入れてとても気持ち良かった。他にも何種類かサウナが用意されていたが、僕には温度が高過ぎたり、韓方の匂いがきつ過ぎたりして苦手なものが多かった。
サウナでしっかり汗をかいた後は、檜風呂にゆっくりつかって汗を流した。平日の午後の入場者が少ない時間帯だったので、風呂も独り占めできてとても気持ち良かった。夕方までスパでのんびり過ごしホテルに戻った。
夕食は明洞にあるボンスニの２号店でとった。ボンスニは前回も夕食を食べた店だが、１号店はビルの改築のため閉店となっていた。２号店は明洞の西端にあった。１８時前に入店したところ、この日も最初の客だった。
ボンスニ２号店１号店はビルの建て替えで休業していた
店内の様子明るくて清潔感のある店内だった
この日はサムギョプサルと海鮮チヂミを注文した。サムギョプサルは傾けた石板を使って焼くスタイルだった。適度に脂が落ちた厚切りの豚バラ肉がとてもおいしかった。海鮮チヂミはかなりボリュームがあったが、焼きたての香ばしさに誘われてあっという間に平らげてしまった。この店は客あしらいがとても良く、リラックスして食事を楽しめた。
焼き始めたサムギョプサルこの店も副菜がたくさん出てきた
海鮮チヂミ焼きたてで香ばしくてすぐに完食してしまった
焼き上がったサムギョプサルを切り分ける様子この店はスタッフの客あしらいがとても良かった
食後はソウル市内で店舗を増やしているイタリア系のカフェ、パスクーチ（Pascucci）でアイスティージェラートピンスを食べた。イタリア系の店らしいユニークなパッピンスだった。ボリュームもかなりのものだった。紅茶の風味がさっぱりした後味を演出していた。トッピングされていたグラノーラも良いアクセントになっていた。見た目は良くないが全部をしっかり混ぜて食べるのが一番おいしかった。
カフェ・パスクーチ人気が高いのか各繁華街で店をよく見かけた
店内の様子高級なファストフード店といった雰囲気だ
アイスティージェラートピンスアイスティーを凍らせた氷を使っている点が斬新だった
全部の食材をよく混ぜて食べる見かけは良くないがこれが一番おいしい正統派の食べ方だ
