10日目午前
森で鳴く鳥とサルの声で目が覚めた。7時前に展望台に行き、日の出を見た。今回アフリカで見る最後の日の出だ。ビクトリア湖に昇る朝日をしっかり瞼の裏に焼き付けた。
ビクトリア湖に昇る朝日7時30分から朝食をとり、8時前にロッジを出てマバンバ湿原の船着き場に向かった。10分ほどで船着き場に着いた。船着き場は往来する地元の人たちで活気づいていた。一人の男性がやってきて片言の日本語で挨拶してくれた。バードウォッチングのガイドをしてくれるハニントンという男性だった。こちらも自己紹介をして握手を交わした。
早朝のロッジ
朝食細かく注文をすることができた
マバンバ湿原の船着き場に向かう
船着き場の駐車場
ガイドのハニントンと記念撮影挨拶は日本語だった
サムとも記念撮影6日間とても良くやってくれた
彼の案内で木造の舟に乗り込んだ。舟には操船を担当する若者も同乗した。湿原に開けた水路に進み出した。するとすぐ横のパピルスの茎にカンムリカワセミがとまっていた。出だしから綺麗な鳥と出会えてラッキーだった。
ハニントンの後について舟に向かう
早速水路を進んでいく両脇の植物はパピルスだ
後ろに写っているのが船頭の若者だ
カンムリカワセミとても美しい鳥だった
さらに湿原を進みながら周囲の鳥を観察したり写真を撮ったりした。ハニントンがそれらの鳥たちの名前や習性を次々と教えてくれた。ハニントンはその合間にたくさん電話をしていた。どうやらガイド仲間と情報交換しているようだった。その後ハニントンの指示で狭い水路を通って湿原の奥に進んでいった。
カンムリサギ
ムラサキサギ
水路を抜けると広大な水面が目の前に広がった
バン
チュウサギ
ハニントンが舟の先頭に立って鳥を探した
風が弱くバードウォッチング日和だった
アフリカコビトウ
誰かと電話で話をするハニントン情報交換しているようだった
しばらく進んでいくと別の舟が湿原の奥にとまっていた。乗客がみな同じ方向を向いているのが見えた。ゆっくり近づいていくと乗客の視線の先に灰色の大きな鳥がいた。ハシビロコウだ。ここに来た目的はこの鳥を見ることだった。野生のハシビロコウは生息数が全世界で500羽程度ととても少ない。この湿原にはたった12羽しか生息していない。ガイドツアーでも必ず見ることができるとは限らないとても貴重な鳥なのだ。舟はハシビロコウから30mほどの距離の場所でとまった。野生のハシビロコウをこれだけの近距離で見られることに興奮した。写真をたくさん撮った。しばらくすると先に見学していた舟が帰ったのでハシビロコウにさらに近づいて観察することができた。存在感のある素敵な鳥だった。いつまでも見ていられた。だが時間には限りがある。10時前に観察を終え船着き場に戻った。
湿原の中に舟がとまっていた
乗客の視線の先に大きな鳥がいた
ハシビロコウだ
この鳥を見るのも今回の旅の目的の一つだった
野生のハシビロコウを見ることができて興奮した
羽繕いをするハシビロコウ動かない鳥と言われるが結構動いていた
動画はこちらから(youtubeにリンクしています）
あたりを見回している餌となる魚を探しているのだろうか
一つ一つのポーズが絵になる
正面から見たハシビロコウ圧倒的な存在感だ
いつまでも見ていたかったが時間には限りがあった
水路を抜けて船着き場に戻った
10分ほどで船着き場に着いた
船着き場にいたハタオリドリ（ズグロウロコハタオリ）の雄
近くのバナナの木に巣を作っていた
