4日目（2）
ロッジに戻りまず肌着類を洗濯した。それら以外の衣類の洗濯はロッジのランドリーサービスを利用した。
昼食までプールサイドで寛ごうと思ったがデッキチェアーが先客で埋まっていた。そこでメインの建物の横にある休憩スペース、タワーの2階に上がった。風通しも眺めも良い最高の場所だった。バーに顔を出してクラブビールを注文し、座り心地の良いソファーに陣取って飲みながら過ごした。至福の時間だった。
母屋とコテージの間の通路母屋とコテージは100mほど離れていた
食堂の横にあるタワー1階と2階に休憩スペースがある
こちらは1階
タワーの2階が特等席だった
タワーの2階からの眺め
昼からクラブビールを飲んで寛いだ13時から昼食をとった。チリビーフヌードルがスパイシーでおいしかった。
この日の昼食と夕食のメニューメインは肉系と野菜系から選ぶことができる
テーブルセッティングも素敵だった
ハルーミー（ヤギのチーズ）とマンゴーのサラダ
チリビーフヌードルスパイシーでおいしかった
チョコレート掛けアイスクリーム昼食後は部屋に戻ってシャワーを浴びた。前日は夜遅くにシャワーを浴びたがコテージ毎にソーラー発電で加温しているためお湯の温度が高くならず、おまけに夜は気温が下がるので浴びた後でかなり寒かった。そこでこの日以降は気温の高い昼間に入ることにした。シャワーの後は1時間ほど昼寝した。
昼食後はコテージに戻って休憩したコテージのバルコニーからはカチラ湖が見えた
この日はナイトゲームドライブに出かけるので夕食の開始時刻をロッジにお願いして特別に17時にしてもらった（通常は19時30分からだ）。メインは柑橘と一緒にローストした骨付きチキンだった。少々食べ難かったが味はとてもよかった。
ナイトゲームドライブに行くので早めに夕食をとった
チーズスフレ熱々でおいしかった
柑橘風味のチキングリル骨付きで食べ難かったが味は最高だった
アーモンドメレンゲ18時30分にナイトゲームドライブに出発した。ナイトゲームドライブはレンジャーの同乗が義務付けられている。国立公園のゲートでこの日の担当レンジャーが車に乗り込んできた。アリシアという女性だった。まずナイトゲームドライブの特徴やゲームドライブ中の注意事項をわかりやすく説明してくれた。その後、我々が車の2列目シートに、サーチライトを手にしたアリシアが3列目シートに乗りナイトゲームドライブに出発した。
18時前にロッジを出た
夕方の国立公園のゲート前の車もナイトゲームドライブに行くようだ
同乗してくれたレンジャーのアリシア走り始めは道の周囲にいるシマウマなどの動物の姿が見えていた。だがすぐに暗さが増し、車のヘッドライトとサーチライトで照らされた範囲以外は見えなくなってきた。この国立公園でのナイトゲームドライブの主役となる動物はヒョウだ。スピードを落として車を走らせ、アリシアがサーチライトで周囲の草むらや木の上部などを照らしてヒョウを探した。しかしなかなか見つからなかった。
シマウマの群れが道を塞いでいた日暮れ前は動物の動きが活発だ
辺りが暗くなってきた
サーチライトが照らす先に動物がいたインパラだろうか
ヘッドライトの明かりを頼りに進んでいく
アリシアがサーチライトで周囲を照らして動物を探した
サーチライトにシマウマの群れが浮かび上がった
トラックの上にヘビがいたアフリカでヘビを見たのはこれが初めてだった
時刻は既に20時30分だった。そろそろ終了時刻だ。車はゲートに向かって引き返していた。車内には諦めムードが漂っていた。そんな時アリシアの無線が鳴った。無線の相手と話しながら運転しているアッバスに指示を出し、車をUターンさせた。アッバスはこれまでとは比べ物にならないスピードで車を走らせ始めた。他の車がヒョウを見つけたようだった。我々を乗せた車は、まるでラリーでもしているかのようなスピードで漆黒の未舗装路をヘッドライトの明かりを頼りに駆け抜けていった。
10分ほど走ると進行方向に何台かの車の明かりが見えた。速度を落として近づいた。サーチライトが照らしている先に動物の姿が見えた。ヒョウだった。ヒョウから30mほどの距離まで近づいて車を停めた。サーチライトに照らされて浮かび上がったヒョウの姿は神々しいほどに美しかった。夢中でカメラを向けた。5分もしないうちにヒョウは草むらの中に姿を消してしまった。安全運転でゲートまで戻りアリシアに礼を言って別れてロッジに戻った。
他の車のサーチライトが照らす先にヒョウがいた
草むらに伏せてじっとしていた
顔が見えた精悍な顔つきだ
向きを変えてこちらを見てくれた
なんて美しい獣だろうこの後草むらの茂みに姿を消してしまった
ヒョウの動画はこちらからご覧ください
21時半にロッジに戻った。ロッジに着いてもヒョウを見た興奮が残っていた。22時まで開いているバーでピニャコラーダを飲みながらヒョウの姿を思い出していた。
バーのカウンター
落ち着いたスペースだ
ピニャコラーダ妻の分はノンアルコールで作ってもらった
